ホームサービスシロアリ駆除プロに学ぶ!シロアリ対策シロアリ駆除剤はどれがおすすめ?種類別の特徴と選び方を徹底解説

シロアリ駆除剤はどれがおすすめ?
種類別の特徴と
選び方を徹底解説!

シロアリ駆除剤イメージイラスト

一般的に市販されているシロアリ駆除剤には、スプレータイプ・液剤タイプ・粒剤タイプ・ベイト剤タイプなどがあります。これらはそれぞれ特徴や用途が異なるため、被害状況や目的に合わせて選ぶことが大切です。被害状況に適していない駆除剤を選んでしまうと、十分な効果が得られず、かえってシロアリの被害が拡大してしまう可能性があります。 シロアリ対策で大切なのは「建物の状況に合った駆除剤」を選ぶことです。

この記事では、シロアリ駆除剤の種類ごとのメリット・デメリットと、状況別におすすめの駆除剤を詳しく解説します。

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更新日:2026年8月10日

シロアリ駆除剤にはどんな種類がある?

よく使われるシロアリ駆除剤は「スプレータイプ」「液剤タイプ」「粒剤タイプ」「ベイト剤タイプ」の4種類があります。 それぞれ得意とする用途や施工方法が異なるため、目的に応じて使い分けることが大切です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • スプレータイプ
  • 液剤タイプ
  • 粒剤タイプ
  • ベイト剤タイプ

スプレータイプ

シロアリ(羽アリを含む)を見つけたときに直接噴射して駆除するタイプの駆除剤です。

施工方法 シロアリや木部に直接噴射する。
メリット
  • 手軽に購入でき、比較的簡単に使用できる
  • 見つけたシロアリをすぐに駆除できる
  • 応急処置として活用しやすい
デメリット
  • 巣(コロニー)の中にいるシロアリまでは駆除できない
  • 生き残ったシロアリが警戒して別の場所に移動し被害が広がる可能性がある
  • 効果が持続しにくく、予防には向かない

液剤タイプ

液剤タイプは、文字通り液状の薬剤や水で希釈した薬剤です。木部用は木材に吹きかけたり小さな穴を開けて内部に注入したりします。土壌用は床下の地面に散布します。
床下全域にすき間なく薬剤を散布でき、建物全体を守れるのでシロアリ専門業者でも広く採用されている方法です。

施工方法 床下に入り、木部や土壌に液状の薬剤を散布・注入
メリット
  • 駆除と予防を同時に行える
  • 広範囲にすき間なく薬剤を散布できる
  • 長期間(目安5年間)効果が期待できる
デメリット
  • 床下に入って作業するため、難易度が高い
  • 施工に時間と手間がかかる
  • シロアリや住宅の専門的な知識と経験が必要

粒剤タイプ

屋外への流出のリスクが低く、近くに河川や井戸があっても安心して施工できます。

施工方法 建物の周囲や床下などに粒状の薬剤を散布
メリット
  • 手近くに河川や井戸があっても安心して施工できる
  • 広範囲へ散布する施工とは異なり、必要な場所だけに散布しやすい
  • 希釈や専用器具が不要な製品が多い
デメリット
  • 液剤に比べて床下作業に時間がかかる
  • すでに発生しているシロアリには効果が期待しにくい
  • 木材に被害があると、効果が薄い

ベイト剤タイプ

働きアリが薬剤成分を巣に持ち込み広めるため、巣全体の駆除が期待できます。
また、巣が建物から離れている場合も効果的です。

施工方法 ベイトステーション(薬剤入りのエサ容器)を建物の周囲や被害箇所に設置
メリット
  • 巣全体の駆除が期待できる
  • 床下へ薬剤を散布できない建物でも施工しやすい
  • 薬剤の飛散が少なく、周囲への影響を抑えやすい
デメリット
  • 効果が現れるまでに時間がかかる
  • 定期的な点検やベイト剤の交換が必要
  • シロアリがエサを食べなければ効果が薄い

【状況別】あなたにおすすめのシロアリ駆除剤

シロアリ駆除剤は種類によって特徴や得意とする用途が異なるため、どの駆除剤にもメリット・デメリットがあり、一概にどれが一番とはいえません。
大切なのは、建物の被害状況や施工できる環境に合わせて選ぶことです。 ここでは、状況別におすすめのシロアリ駆除剤をご紹介します。

  • 庭や屋外でシロアリを発見[スプレータイプ]
  • 床下から本格的に対策したいなら[液剤タイプ]
  • イエシロアリなど広範囲の被害が疑われる場合[ベイト剤タイプ]
  • 建物の周囲に井戸や池がある人[粒剤タイプ]

庭や屋外でシロアリを発見[スプレータイプ]

庭やウッドデッキ周辺、切り株、放置された木材など、屋外でシロアリを見つけた場合は、市販のスプレータイプのシロアリ駆除剤が有効です。

市販ではスプレータイプの商品が多く販売されていて、比較的簡単に購入することができます。ただし、スプレータイプで駆除できるのは、あくまでも薬剤のかかったシロアリだけです。
地中や木材の内部にある巣までは駆除できないため、一時的にシロアリが見えなくなってもしばらくすると再び被害が発生する可能性があります。

シロアリ駆除に殺虫剤はNG?理由はこちら↓

床下から本格的に対策したいなら[液剤タイプ]

床下からシロアリを徹底的に駆除と予防したい場合は、液剤タイプをおすすめします。

液剤タイプは、床下の木部や土壌に散布することで、今いるシロアリを駆除すると同時に、新たな侵入を防ぐ効果が期待できます。ただし、床下での作業は専用の機材が必要で、何よりも深い知識と経験が求められます。
個人での施工は難易度が高いため、シロアリ専門業者へ依頼することをおすすめします。

床下でのシロアリ駆除剤の散布
床下でのシロアリ駆除剤の散布

イエシロアリなど広範囲の被害が疑われる場合[ベイト剤タイプ]

イエシロアリは、巣全体で数十万~100万匹以上が生息することもあり、活動範囲も広いことが特徴です。
そのため、目に見えるシロアリだけを駆除しても、巣が残っていれば再び被害が発生する可能性があります。

ベイト剤タイプは、このような大規模な巣に対して有効な駆除方法です。

ベイト剤の設置(外周)
ベイト剤の設置(外周)
ベイト剤の設置(床下)
ベイト剤の設置(床下)

イエシロアリの特徴と駆除方法についてはこちら↓

建物の周囲に井戸や池がある人[粒剤タイプ]

建物の周囲に井戸や池がある場合は、粒剤タイプがおすすめです。

シロアリの薬剤には魚や水生生物に影響を与える「魚毒性」があるものがあり、粒剤タイプは、そのリスクを抑えて環境に配慮しながら施工ができるのが特徴です。
アサンテでは、井戸や池、河川等から5mの範囲に該当する箇所には粒剤タイプを使用し、その範囲外では通常の薬剤(液剤)を使用しています。

市販の駆除剤を使ったDIYでのシロアリ駆除のリスク

  • 市販の駆除剤では床下全体の処理が難しい
  • 被害が拡大する可能性がある
  • 再発の可能性が高い

市販の駆除剤では床下全体の処理が難しい

シロアリ防除のプロは、侵入経路を特定したうえで、シロアリが生息している場所だけでなく被害を受けやすい箇所など、床下全体に薬剤を散布・注入し隅々まで処理を行います。

一方、市販のシロアリ駆除剤は目に見えているシロアリや羽アリを駆除するのには向いていますが、巣全体を駆除したり建物全体を守るには 、限界があります。

被害が拡大する可能性がある

シロアリは薬剤などの刺激を受けると活動場所を変える可能性があります。被害が見えている場所だけに散布しても、巣全体を駆除できなければ生き残ったシロアリが建物内の別の木材へ移動してしまうことがあります。

再発の可能性が高い

DIYによるシロアリ駆除は、一時的な対処にとどまるケースも少なくありません。

市販の駆除剤で一時的にシロアリが見えなくなっても、しばらくすると再び発生し、そのたびに駆除を繰り返すケースも多々あります。このような状態が続くと、結果として修繕費用や駆除にかかる手間・費用が大きくなってしまう可能性があります。

住宅を長く守るためには、一時的な駆除をするだけでなく、根本的な対策と将来的な予防対策が重要です。

よくある質問 Q&A

Q1. 市販のシロアリ駆除剤だけで巣まで駆除できますか?

A1.

市販のシロアリ駆除剤でも一時的に目の前のシロアリを駆除することは可能ですが、巣全体を駆除することは難しいため、応急処置として使用することをおすすめします。

Q2. シロアリ駆除剤はホームセンターでも購入できますか?

A2.

はい。シロアリ駆除剤はホームセンターや通販サイトでも購入できます。
ただし、駆除剤を選ぶ際は、被害状況や使用目的に合った製品を選び、使用方法を守ることが大切です。

Q3. シロアリ駆除剤でおすすめの種類はどれですか?

A3.

被害状況や環境によっておすすめは異なります。
応急処置にはスプレータイプ、床下全体の駆除と予防には液剤タイプ、井戸や池が近く液剤タイプを使用しにくい環境では粒剤タイプ、巣全体の駆除を目指すにはベイト剤タイプが適しています。

Q4. シロアリ駆除剤は人やペットに影響はありますか?

A4.

乳幼児・高齢者・妊婦・アレルギー体質の方・持病をお持ちの方・ペットなどは、念のため、施工中は施工場所から離れた場所で過ごすことをおすすめします。
低臭性で人やペットへの影響に配慮した薬剤も増えていますが、使用前には必ず製品の説明書を確認し、散布後は十分に換気を行うなど、記載されている使用方法や注意事項を守って使用しましょう。

Q5. シロアリ駆除剤の効果はどのくらい続きますか?

A5.

日本しろあり対策協会が認定する薬剤の有効期間は5年ですが、製品の種類や使用環境によって異なります。製造元や販売元に確認をとってください。
シロアリ専門業者へ依頼する場合は、保証期間やアフターメンテナンスの内容も確認しましょう。

保証内容や期間についてはこちらをご覧ください。

Q6. 市販のシロアリ駆除剤は予防にも使えますか?

A6.

はい。市販のシロアリ駆除剤の中には予防に使用できる製品もありますが、製造元や販売元に確認を取ってください。一般的に、液剤タイプや粒剤タイプはシロアリの侵入を防ぐ目的でも使用されます。
一方、スプレータイプは目の前のシロアリを駆除するための応急処置向けで長期的な予防にはあまり適していません。

まとめ

種類 駆除 予防 即効性 DIY おすすめの用途
スプレー 目の前の応急処置
液剤 床下全体の駆除と予防
粒剤 井戸や池が近くにある建物
ベイト剤 イエシロアリなど巣全体の駆除

上記のように、シロアリ駆除剤には主にスプレー・液剤・粒剤・ベイト剤の4種類があり、それぞれ特徴や使用場面、目的が異なります。
大切なのは、「どの駆除剤が優れているか」ではなく、「被害状況や建物に合ったもの」を選ぶことです。

また、市販の駆除剤は応急処置や一時的な駆除には役立ちますが、被害が広がっている場合は十分な効果が得られないこともあります。どの駆除剤を選ぶか迷った場合は、応急処置ならスプレータイプ、本格的な駆除と予防なら液剤タイプ、イエシロアリにはベイト剤タイプ、井戸や池が近い環境では粒剤タイプを目安に選ぶとよいでしょう。

シロアリ被害を確実に防ぎ、再発を防止したい人は、シロアリ専門業者に点検・駆除を依頼することをおすすめします。

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