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シロアリ駆除・予防に役立つ
薬剤の予備知識を
徹底解説
シロアリ被害から住宅を守るためには、薬剤の知識と適切な運用が欠かせません。とはいえ、種類や剤型の違いだけでなく、DIY施工の進め方やプロに依頼すべきタイミングなど、押さえるべきポイントは多岐にわたります。
この記事では、シロアリ薬剤の基本知識や購入方法、DIY施工について幅広く解説し、住まいに潜むリスクに対処するためのヒントを紹介していきます。
目次
シロアリ薬剤の基礎知識
:なぜ薬剤が必要なのか
シロアリの生態や被害状況を把握することは、効果的な予防・駆除の第一歩となります。ここでは、薬剤を使う理由を整理します。
シロアリは主に木材を主食とし、建物の土台部分や柱といった重要な構造を食害してしまうため、心づもりをしながら被害の進行に気をつけなければなりません。
こうした状況を防ぐために薬剤を使用することで、シロアリの活動を抑制し、被害の進行を早期に食い止めることができるのです。さらに、薬剤を適切に使えば再発防止にもつながり、長期的な安心を得やすくなります。
さらに、薬剤を適切に使えば再発防止にもつながり、長期的な安心を得やすくなります。
シロアリ被害の実態
シロアリ被害は、表から見えにくい部分で進行しやすい点が恐ろしいところです。木造住宅を支える床下部分や壁の内部にまで侵入し、気づいたときには大掛かりな修繕が必要になることもあります。
被害が深刻になれば住宅の構造耐力は低下し、大きな地震や台風などの自然災害に対しても脆弱になる可能性も高まります。
このように、シロアリ被害は「住まいの安全性」を損なうリスクを秘めているのです。
シロアリ薬剤の役割
シロアリに対して薬剤が果たす役割は大きく分けて駆除と予防の2つがあります。
「駆除」は、シロアリを直接殺虫する成分によって個体数を減らし、被害を食い止める即効性の効果を期待できることです。
「予防」は、侵入を防いだり、コロニーそのものを壊滅させたり、長期的に被害を抑える効果を発揮することが挙げられます。
こうした目的に応じて、薬剤に含まれる成分や剤型を選び分けることで、効率的かつ効果的なシロアリ対策が可能になります。
シロアリ薬剤の
主な種類(剤型)
薬剤にはさまざまな剤型があり、散布方法や目的に合わせて適切に選ぶことで、より高い効果を得ることができます。
市販されているシロアリ薬剤は、主に液体状や粒状、ベイトタイプなど複数の種類に分類されます。液剤といっても、油性成分の含有率や散布形態によって乳剤やフロアブル剤といった剤型タイプがあり、どの剤型を使うかによって施工のしやすさや効果が異なります。
乳剤
乳剤は油を乳化させた成分を含む液剤で、水に希釈して使用することが一般的です。
浸透性(木材や土壌の内部に染み込みやすい)、固着性(処理後に水で溶脱しないようにとどまる性質)などの物理的性能に優れています。
マイクロカプセル剤
薬剤成分をカプセル化することで、揮発を抑えながら有効成分をゆっくり放出するのがマイクロカプセル剤の特徴です。
このため効果が長持ちしやすく、作業者や周辺環境に対しての毒性を軽減することができます。
フロアブル剤
フロアブル剤は、粉体を液状の懸濁状態にした薬剤です。
有機溶剤をほとんど使用しない製剤で、消防法の危険物に該当せず、毒性が低い特徴があるため、現在の土壌処理剤の主流になっています。
シロアリ対策全国シェア1位のアサンテではデンパSC、ネクサスZ800を使用しており、全農の登録業者でもメタミサルトという有効成分を含むフロアブル剤を使用しています。
全農のシロアリ防除取扱業者はこちらのサイトで検索することができますので参考にしてみてください。
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粒剤
粒剤は固形の粒状に成形された薬剤で、床下や建物周囲の土壌に直接まいたり、掘り起こした土と混ぜて埋めたりする方法が一般的です。
液剤のように地面に浸透しないため、周囲に井戸や池などがある場合は粒剤の使用が推奨されます。
ベイト剤
ベイト剤は毒餌タイプの薬剤で、シロアリが餌として摂取し、巣へ持ち帰ることでコロニー全体を駆除します。遅効性の成分を使うことでシロアリ同士のグルーミングによる伝播効果により、シロアリを減らします。
ホームセンターなどでも市販されており、比較的手軽に導入できるのが魅力です。
シロアリの種類や住宅の構造、被害の進行度によって適切な剤型が変わってくるため、薬剤の選択は全体像を把握したうえで判断することが重要です。
薬剤の入手方法と
DIY施工
初心者が薬剤を入手しDIYで駆除を行うには、適切なアイテム選びと安全対策が重要です。
シロアリ薬剤を手に入れる際には、ホームセンターやインターネット通販のほか、専門店での購入も選択肢になります。
DIYで施工をする場合は施工範囲の確認や希釈率など薬剤に関する注意事項の遵守、定期的なメンテナンスなど、自己責任で取り組まなければならない点に注意しましょう。
ホームセンターで揃う駆除剤の選び方
ホームセンターでは、ベイト剤やスプレータイプなど、さまざまなシロアリ駆除剤が販売されています。
初心者向け製品は使用マニュアルが詳しく、手間を極力減らしながらシロアリ対策を進められる点がメリットです。
ただし、ピレスロイド系やネオニコチノイド系といった成分によって即効性や持続性など性能が変わるため、製品パッケージをよく読み、被害の程度やシロアリの種類に合った製品を選ぶことが大切です。
業務用薬剤を扱う専門店の特徴
専門店や業務用の薬剤は、プロ仕様の高濃度成分(希釈して使用するタイプ)を扱っているケースが多いのが特徴です。
高い駆除効果を得やすい反面、使用時の防護対策や適切な施工手順が必要になり、加えて薬剤の管理体制にも留意が必要です。
専門店では具体的なアドバイスが得られることが多いため、DIY経験がある程度ある人や、被害が深刻で確実な対処をしたい人に適しています。
DIY施工の注意点
DIYでシロアリ駆除を行う場合は、まずシロアリの種類や被害箇所、程度を確認しましょう。
床下の調査
次に、処理方法や使用薬剤の種類を決め、どこに設置するか、どこに散布するかを決めます。
マスクや手袋、保護メガネなどの装備をしっかり着用したうえで、説明書で指定された希釈率や使用方法を守って、散布作業に移りましょう。
床下での薬剤散布
床下の薬剤散布において、侵入を防ぐための予防効果を出すには、侵入の可能性がある床下全域に薬剤を散布する必要があります。1階の床面積が広い場合は、薬剤の量も多く作業もかなりの重労働です。無理をせずに専門業者へ依頼するのがよいでしょう。
被害を受けてからの駆除よりも、侵入させないように予防しておくことはシロアリ対策において重要なポイントなのです。
施工後は、定期的にシロアリの動きや被害が拡大していないかを点検し、必要に応じて追加処理を行うことも重要です。
万が一、広範囲にすでにシロアリが蔓延しているような場合は、自分で解決できないと考えて、専門業者への依頼も検討しましょう。
プロの施工を
依頼すべきケースとメリット
シロアリ被害が広範囲に及ぶ場合や、適切な処置が不安な場合は、経験豊富な専門業者へ依頼するほうがリスクを減らせます。
専門業者は住宅の構造やシロアリの生態に精通しているため、被害箇所を的確に把握し、最適な薬剤と施工方法を選択してくれます。さらに、床下や壁裏などDIYでは点検しにくい場所へのアプローチもスムーズに行うことができる点も魅力です。
定期的な点検サービスを提供してくれる業者もあり、長期的に安心を得るためのサポートを受けられます。費用面はDIYに比べて高くなることが多いものの、修繕コストを最小限に抑えるための予防策として有効な選択肢といえるでしょう。
アサンテはシロアリ対策のプロ集団『シロアリバスターズ』として、無料の事前調査や見積もり作成、アフターフォローなど、納得してご依頼いただける体制を整えています。
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シロアリ被害が気になる方は、アサンテの無料床下診断をご利用ください。
まとめ:最適なシロアリ薬剤を選んで被害を徹底予防しよう
建物の環境や被害状況に合った薬剤選びと施工が、安心した住まい作りにつながります。早めの対策で大切な住空間を守りましょう。
シロアリ駆除には、乳剤やマイクロカプセル剤、ベイト剤など多種多様な薬剤が存在し、それぞれに特徴や使用上の注意点があります。
DIYで進める場合でも、ホームセンターなどで手軽に入手できる製品が増え、初心者でも取り組みやすい環境が整いつつあります。
ただし、被害が大規模化したり、専門的な知識が求められる場面では、やはりプロに依頼するのが確実な方法です。
シロアリによる被害は放置すると家屋の強度を損なうだけでなく、修繕費用も嵩む可能性があります。早期発見、早期対処で被害を最小限に防いで長く安全な暮らしを実現しましょう。









