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庭の切り株はシロアリの
巣になる?発生リスクと
安全な除去方法を解説!

ご自宅の庭に木を植えて、日頃手入れをしていらっしゃる方も多いでしょう。
そんな木を何らかの理由で伐採した後、切り株のまま放置してはいないでしょうか。
じつは切り株はシロアリに好まれることで知られており、放置しておくとシロアリを誘引し、最悪の場合はご自宅の中にまで侵入してきてしまう恐れがあります。
本記事では、庭の切り株がシロアリの巣になってしまう理由や安全な除去方法についてまとめました。
なぜ切り株はシロアリに
好まれやすいのか
切り株はすでに伐採された木の残骸で、シロアリは切り株を好んで食べることで知られています。放置しておくといつのまにかシロアリの巣になってしまう恐れがあるでしょう。
なぜ切り株はシロアリに好まれやすいのか、その理由を下記にて解説していきます。
シロアリは枯れた木を好む習性
シロアリは、生木よりも枯れた木を好む傾向があります。
生木は自身の防衛機能でシロアリからの被害を防ぎます。しかし、枯死するとその機能が働かなくなるため、シロアリに食べられやすくなるのです。
土に接している点も好まれる理由
日本で建物加害種として知られているヤマトシロアリやイエシロアリは地中性の昆虫で、通常は土の中を移動して建物などに侵入します。
切り株は地中に埋まっている、接していることから、シロアリが地中から切り株へと侵入しやすいことも狙われやすいということです。
切り株にシロアリが発生した場合に
想定される被害は?
切り株にシロアリが発生した際、どのような被害が想定されるでしょうか。
“庭の切り株だけがダメになるのであれば、放置しておけば良い”と考える方もいるようですが、注意が必要です。
切り株がシロアリの餌場となってしまった場合、そこにシロアリが大量発生していることが予想され、そのまま家屋へと侵入してくる可能性があります。
新たな餌場を探し切り株から別の場所へ移動、ご自宅が目をつけられてしまうと侵入して自宅の木材などを食べて繁殖していってしまう恐れがあります。
切り株のシロアリ被害を
防ぐためには?
さまざまな理由から、庭の切り株を放置しているケースもありますが、そのまま放置しておくとシロアリが発生するリスクが高まっていき、さまざまな被害をつながる危険性があります。
完全に掘り起こして撤去する
切り株におけるシロアリ対策として確実なのが、完全に掘り起こして撤去する方法です。
面倒だからそのまま地中に埋めてしまうことは避け、根元からしっかりと撤去しましょう。
しかし、切り株は地中に根をしっかりと張っていると、引っ張って引き抜けるものではありません。切り株の周りを掘って根っこを取り除き、切り株を抜くとなると、大変な重労働です。土を掘り起こす際も、クワやツルハシ、剣スコップなどを利用する必要があります。
また、地中にしっかりと張っていた切り株の根は長く丈夫であるため、ケースによっては電動ノコギリなどの道具が必要になってくるかもしれません。
そういったことをふまえると、切り株を完全に撤去したいときは業者に依頼して安全に撤去する方法を検討しましょう。
専門業者であれば専用の道具や重機を揃えるだけでなく、大量に発生する廃材なども処分してくれます。無理をせず、切り株の除去は専門業者に任せるとよいでしょう。
薬剤散布は効果的?
庭の切り株にシロアリ用の薬剤を散布する方法も考えられますが、あまりおすすめはできません。
周囲に生息するシロアリは、薬剤の効果が及ぶと死滅しますが、切り株は土の中の深い部分まで根をはっていると、シロアリの巣全体に薬剤を浸透させることは難しいでしょう。
また、雨や土の水分などで薬剤成分は流れてしまい、こまめに散布する手間が生じます。
こういった観点から、シロアリ予防のために切り株はしっかりと撤去しましょう。
まとめ
ご自宅の庭に切り株を放置していると、いつのまにか周囲の材木などが被害にあっていたり、自宅の中にシロアリが侵入してきたりするおそれがあります。
今、シロアリが確認されていない状況であっても切り株の放置はシロアリ発生のリスクがあると考え、できるだけ早めに対処するようにしましょう。