ホーム > サービス > シロアリ駆除 > プロに学ぶ!シロアリ対策 > シロアリはアリじゃない!?大きさや生態、見た目の違いまで解説します
シロアリはアリじゃない!?
大きさや生態、
見た目の違いまで解説します
「シロアリ」という名前から、シロアリは白いアリだと思っている方も少なくないでしょう。しかし、シロアリは生物学的にはアリとまったく異なる昆虫だということをご存知でしょうか?
この記事では、気付かないうちに大きな被害を引き起こす可能性があるシロアリについて、長年シロアリと向き合ってきたプロの立場から、知られざる生態や特徴、びっくりするような特性まで詳しく解説します。
シロアリを見かけたときの対処方法もわかりやすく解説するので、参考にしてください。
目次
完全無料!
床下診断・お見積り受付中!
- ※床下診断・お見積りは無料です。施行は有料となりますので十分ご検討ください
- ※診断時間は、おうちの広さによって変わります
シロアリはアリじゃない?シロアリの生態について
まずはシロアリを正しく理解するため、分類や進化のルーツを知りましょう。
シロアリはゴキブリの仲間
シロアリは生物学上、ゴキブリ目(Blattodea)に分類される昆虫群(シロアリ類)で、ゴキブリに近い昆虫と位置付けられています。
これは、DNAの比較分析によって、シロアリがゴキブリのなかで社会性が発達した系統であることが確認されたためです。
ゴキブリの仲間であることを裏付ける特徴として、次のような点も挙げられます。
- シロアリと近縁のキゴキブリ(Cryptocercus属)が、ゴキブリとシロアリの中間的な性質を持つ
- 共通して木材中のセルロースを分解する共生微生物を腸内に持つ
- 翅を4枚持ち、前後の翅の形がほぼ同じ
つまりシロアリは、見た目はアリに近く見えますが、進化のルーツはまったく異なる昆虫なのです。
アリとは異なる進化のルーツ
シロアリはゴキブリ類から枝分かれして進化した昆虫ですが、アリは、ハチ目アリ科に分類されるハチの仲間です。シロアリは不完全変態の昆虫で、卵から孵化した幼虫は成虫とほぼ同じ姿をしています。対して、アリは完全変態で卵から幼虫を経てさなぎになり、成虫へと成長します。
この成長過程の違いからも、シロアリとアリが根本的に異なる系統の昆虫であることがわかります。
アリとの共通点は生活の構造や仕組み
では、なぜシロアリにはアリの名前が付いているのでしょうか。
この理由は、シロアリの生活スタイルがアリと似ていて、社会性昆虫としてコロニー(巣)で協力して生活するからだと考えられます。
社会性昆虫とは、女王を中心にコロニーを形成し、個体が役割を分担して生活する昆虫を指します。ゴキブリも集団で生活することがありますが、シロアリのように役割を持つことはありません。
しかし、このシロアリの社会性は、ハチやアリとは異なる進化の過程で獲得された収斂進化(しゅうれんしんか)であり、異なる祖先を持ちながら環境や生態系の役割に適応するなかで、よく似た社会構造を別々に進化させたと考えられています。
参照:『The Ecology of Social Evolution in Termites』(Korb J., 2008, University of Regensburg)
シロアリの生態とは
シロアリは私たちの住宅に被害をもたらす一方で、自然界では重要な役割を果たしています。シロアリの種類や情報伝達の方法、好む環境などを詳しく解説します。
シロアリの種類
世界には約3,000種のシロアリが存在し、そのなかで建築物に被害を与えるシロアリは100種類ほどといわれています。
日本には24種類が生息しており、家屋に被害をもたらす主なシロアリは以下の4種類です。
- ヤマトシロアリ
- イエシロアリ
- アメリカカンザイシロアリ
- ダイコクシロアリ
この4種類のなかでもヤマトシロアリとイエシロアリによる被害が多くを占めています。(2018年4月現在)
シロアリの情報伝達の方法
シロアリは目が退化しており、ほとんど機能していません。そのため、シロアリは視力の代わりに化学物質(フェロモン)を使って情報伝達を行なっています。
フェロモンは主に4種類に分けられます。
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| 性誘引フェロモン | 雌が雄を引き付けるフェロモンで、このフェロモンで雄が交尾相手を見付けることができます。 |
| 道しるべフェロモン | 歩行するときに地面に付け、仲間や自分の通路の道しるべにします。蟻道(ぎどう)もこのフェロモンに沿って構築されます。 |
| 警報フェロモン | 仲間に危険を伝えるためのフェロモンで、シロアリを刺激したり巣や蟻道を破壊したりすると一斉にこのフェロモンを出します。 |
また、シロアリは危険を感じると頭を打ち付けて警戒音を出すこともあります。
シロアリが好む環境と嫌う環境
シロアリには好きな環境と嫌いな環境があるので、シロアリ対策のためにはシロアリの生態を知ることも大切です。
| 環境 | 特徴 |
|---|---|
| 温度 |
シロアリは熱帯地域と亜熱帯地域を中心に分布する昆虫ですが、冬に休眠しません。 ただし、温度の低下に伴い活動量が減少するなど、温度をはじめとした環境条件により分布範囲が制限されます。 |
| 湿度と水分 |
ヤマトシロアリやイエシロアリは乾燥に弱く、生きていくためには水分が必要不可欠です。 相対湿度70〜80%付近で活動が活発になる傾向があります。 |
| 空気 | シロアリは空気の動きに敏感で、その動きを嫌います。そのため、空気の流れがない場所を巣にしたり、加害場所として選んだりします。 |
シロアリは熱帯地域と亜熱帯地域を中心に分布していますが、寒さにも強く、ヤマトシロアリは北海道を含むほぼ日本全国に、イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸地帯と西日本を中心に分布しています。
近年では、温暖化の影響により生息地域が拡大傾向にあるといわれています。
湿気があり暗くて空気に触れない場所を好む一方、シロアリは乾燥した場所や日光が当たる場所、風通しのよい場所を嫌います。そのうえ視力を持っていないので、シロアリにとって餌場への移動は大変です。
そこでシロアリは、土や木材のカスを材料とし、シロアリの排泄物や分泌物を混ぜ、壁や天井などに接着させて頑丈なトンネルを作ります。これが蟻道(ぎどう)です。
蟻道は頑丈で、構造物などに沿って作られるだけでなく、「空中蟻道」と呼ばれる空に浮かぶような蟻道もあります。
このような土のトンネルを見かけたら、シロアリが住宅に侵入しているサインと考えてシロアリ駆除の専門業者に相談し、床下の診断をしてもらいましょう。
シロアリが被害をもたらす理由
シロアリが住宅に深刻な被害を与えるのは、木材を主な栄養源として継続的に食べ続ける性質と、外から見えにくい場所で静かに活動する生態が重なっているためです。
シロアリの主食は木材を構成するセルロースで、柱や床下の土台など家の構造部分に使用されている木材を食べます。固い部分よりもやわらかい部分を好んで食べるため、シロアリに食べられた木材は、固い部分を残した独特の食痕ができます。
このように木材の内部をスカスカにしてしまうため、住宅を支える重要な構造部分が被害に遭うと深刻な被害につながる恐れがあるのです。
ほかにも、押入れにしまっていたり壁に接して積み重ねていたりする本や書類も、シロアリの被害を受けてしまうことがあるので注意が必要です。
シロアリが自然界にもたらす影響
シロアリは、人間の社会においては住宅に被害をもたらす害虫ですが、自然界で重要な役割を果たしていることを知っていますか?
森や草原などの環境では、倒木や枯れ木などのセルロースを含む素材を分解し、排泄物として有機物を自然に還元しています。排泄物は微生物によってさらに分解され、土壌の栄養源となり、植物の成長を支える肥沃な土壌形成へとつながります。
同時に、巣づくりやトンネルの掘削によって土壌がかき混ぜられるため、通気性や水はけが改善される効果もあると考えられています。
また、特に熱帯地域では倒木や落ち葉などの炭素を含む有機物をシロアリが分解することで、炭素の循環が停滞せず、森林生態系が維持されています。
つまり、自然界においてシロアリは、森林生態系を維持するための益虫だといえます。
自然界では重要な役割を担うシロアリについて知り、住宅内に侵入させないための予防策をしっかり取り入れて、シロアリと共存するための方法を考えていく必要があります。
参照:『シロアリ–微生物共生系とその効率的分解機構』(工藤 俊章、化学と生物 46(1):41-49, 2008)
『(1)シロアリの多様性を利用した森林環境評価』(竹松 葉子、山口大学大学院創成科学研究科, 2019)
シロアリの大きさ
シロアリの大きさは種類や階級によって異なりますが、ヤマトシロアリとイエシロアリのどちらも、体長はクロアリよりもやや大きめです。
働きアリである職蟻(しょくぎ)で比較してみると、クロアリの職蟻が2〜5mmほどであるのに対し、シロアリの職蟻は4〜7mm程度で、クロアリよりもシロアリの方が一回り大きいのが一般的です。
役割によって体の大きさが異なることは、シロアリの社会性の特徴でもあります。住宅被害の調査で「どの階級が確認されたか」は種類の特定や被害進行の判断材料になるので、次はシロアリの役職について詳しく解説します。
シロアリの役職
シロアリにはそれぞれ階級と役割があり、形や大きさが大きく異なります。主な階級は以下のとおりです。
- 女王蟻
- 王蟻
- 兵蟻(へいぎ)
- 職蟻
女王蟻は生殖活動に専念する役割を持ち、ほかの階級のシロアリと比べると体がとてつもなく大きく、存在感があります。巣に1匹で、寿命を迎えると副女王という階級のシロアリが女王蟻になります。
毎日卵を産んでおり、コロニーは日に日に大きくなるので、巣が成熟すると被害のスピードが速まることにつながっています。
シロアリ駆除においては、巣と女王蟻を駆除しなければ完全に駆除したことにはなりません。
王蟻も女王蟻と同様に巣に1匹だけいる存在で、女王蟻と共に生殖活動に専念します。
兵蟻は兵隊蟻で、巣にいるシロアリ全体の3%ほどしか存在しません。外敵と戦ったり偵察行動を行ったりして、仲間を守る兵隊の役割を担当しています。戦うために頭部が発達しています。
職蟻は働き蟻で、巣にいるシロアリ全体の90%以上を占めます。餌の採取、卵や幼虫のお世話など、多岐にわたる仕事を担当して巣の構築を行います。
ほかにもニンフや羽アリ(有翅虫)、副女王、副王といった階級があります。ニンフは羽アリになる準備をしているシロアリで、コロニーがある程度大きくなると現れます。羽アリは時期になると巣外へ群飛し、新しい場所でコロニーを作る役割があります。飛行後は羽が根元で切れて脱落します。
副女王と副王は、女王や王の死亡時やコロニー分裂時に生殖虫に分化します。
シロアリとアリの見た目の違い
シロアリとクロアリは、見た目にも明確な違いがあります。
| 比較項目 | シロアリ | クロアリ |
|---|---|---|
| 体の色 |
白っぽい、または淡いクリーム色 ※羽アリは黒褐色や黄褐色 |
黒または茶褐色 |
| 体の形 | くびれがなく、寸胴のような体型 | 腹部がくびれている |
| 触角 | 短い数珠状で直線的 | くの字に折れ曲がっている |
体の色やくびれといったわかりやすい違いをチェックしてみましょう。
シロアリを見かけたときの対処方法
ここまで、シロアリの生態やクロアリとの違い、自然界での役割について解説してきました。独自の進化を遂げたシロアリですが、自宅で見かけたときは早急な対応が必要です。
まず大切なのは、自分で駆除しようとしないことです。
シロアリは巣ごと駆除しなければ再発しやすく、表面だけ薬剤をかけても、内部に潜んでいる個体や女王蟻はそのまま生き残ります。刺激することでより見付かりにくい別の場所へ移動してしまい、被害が広がる恐れがあるので、シロアリの種類や発生状況をシロアリ駆除業者が確認できるように写真を撮って記録を残しておくのがおすすめです。
蟻道や羽アリなど、調査時の判断材料になりそうなものを撮影しておくと、専門業者が被害状況を正確に把握しやすくなります。
そして、できるだけ早くシロアリ駆除業者に連絡して調査してもらい、適切に対処しましょう。
建物に被害を及ぼすシロアリにはプロによる予防処置が大切!
シロアリはアリとは異なる昆虫で、種類や生態、見た目の特徴もさまざまです。住宅への侵入は気付きにくく、見た目だけでは判断できないことがあります。
シロアリの被害は目に見えないところで進行し、発見が遅れると住宅の強度に影響を及ぼすような被害を招く可能性があります。早期発見と早期対応が、住宅を守るために大切です。
気になる兆候を見つけた場合や羽アリを確認した場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門業者による点検や予防処置を受けましょう。
アサンテはシロアリ対策のプロ集団『シロアリバスターズ』として、無料の事前調査や見積もり作成、アフターフォローなど、納得してご依頼いただける体制を整えています。
- 信頼と実績の東証プライム上場企業
- シロアリ対策のプロによる自社施工
- 年に1回の定期点検でアフターフォローも万全
- シロアリ防除の対策やご相談、調査は最短即日で対応
- 無料の床下診断とお見積もりでじっくり検討できる
大切な家を守るために、アサンテのシロアリ駆除をご検討ください。
完全無料!
床下診断・お見積り受付中!
- ※床下診断・お見積りは無料です。施行は有料となりますので十分ご検討ください
- ※診断時間は、おうちの広さによって変わります
0120-557-419








