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窓の断熱リフォームとは?効果や工法、費用や使える補助金を徹底解説
2026/10/03
冬場は窓から冷気が入り込み、夏場は熱気がこもる。そんな悩みの多くは、窓の断熱性能の低さが原因かもしれません。
じつは住宅で熱が出入りするのは、窓などの開口部からがもっとも多いとされています。
そのため窓の断熱リフォームをすることで、家の快適性が高まる可能性があるのです。
この記事では、窓の断熱リフォームの効果や工法、費用の目安から、活用できる補助金制度まで紹介します。
目次
- 1 窓の断熱リフォームとは
- 1.1 窓は家の中でもっとも熱の出入りが多い場所
- 1.2 既存の窓をリフォームして断熱性を高める工事
- 2 窓の断熱リフォームで期待できる効果
- 2.1 冷暖房効率の向上と光熱費の削減
- 2.2 結露の発生を軽減する
- 2.3 ヒートショックのリスクを減らせる
- 3 窓の断熱リフォームの工法と費用相場
- 3.1 内窓(二重窓)を設置する
- 3.2 窓ガラスを断熱性能の高いガラスに交換する
- 3.3 サッシごと交換する(カバー工法・はつり工法)
- 3.4 窓の断熱をDIYで手軽におこなう
- 4 窓の断熱リフォームで使える補助金制度
- 4.1 先進的窓リノベ2026事業とは
- 4.2 補助金の対象となる工事と申請の流れ
- 4.3 補助金を活用する際に注意すること
- 5 窓の断熱リフォームをおこなう際の注意点
- 5.1 窓だけのリフォームでは断熱効果が限定的なケースもある
- 5.2 マンションでは工事に制約がある場合も
- 6 窓の断熱リフォームに関するよくある質問
- 6.1 Q. 窓の断熱リフォームの費用はいくら?
- 6.2 Q. 内窓設置とガラス交換はどちらがおすすめ?
- 7 窓の断熱リフォームをお考えなら|アサンテにおまかせください
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住宅における熱の出入りは、窓などの開口部がもっとも大きな割合を占めています。
まずは住宅の断熱において、なぜ窓が重要な部位なのか、そして窓の断熱リフォームとはどのような工事なのかを確認しておきましょう。
窓は家の中でもっとも熱の出入りが多い場所
住宅の中で、もっとも熱が出入りしやすい部位は窓などの開口部です。
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の調査によると、断熱等性能等級4相当(現行の省エネ基準)の住宅では、冬場に室内から逃げる熱のうち約41%が窓などの開口部からとされています。
また夏場は、外から入り込む熱の約64%が開口部からという結果も出ているのです。
屋根や外壁、床と比べても、窓からの熱の出入りはかなり大きいことがわかります。
そのため、住まい全体の断熱性を効率よく高めたい場合、窓の断熱リフォームは優先度の高い選択肢のひとつといえるでしょう。
既存の窓をリフォームして断熱性を高める工事
窓の断熱リフォームとは、既存の窓に手を加えて断熱性能を高める工事の総称です。
具体的には、今ある窓の内側にもう1枚窓を設置する「内窓」の設置や、窓ガラスを断熱性能の高いものに交換する方法、サッシごと交換する方法などがあります。
またDIYで簡単な対策をおこなうことも可能です。
建て替えのような大がかりな工事とは異なり、既存の窓をいかしながら断熱性能をあげられる点が、リフォームのメリットです。
工法によって費用や工期、効果の度合いが異なるため、住まいの状況や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
窓の断熱リフォームで期待できる効果
窓の断熱性能を高めることで、さまざまな効果が期待できます。
ここでは、窓の断熱リフォームによって得られる3つの効果を紹介しましょう。
冷暖房効率の向上と光熱費の削減
窓からの熱の出入りを抑えることで、冷暖房効率の向上が見込めます。
先述のとおり、住宅の熱損失や熱取得のうち窓などの開口部が占める割合はもっとも大きいとされているため、窓の断熱性能を高めれば、冬は室内の暖かさを逃しにくくなり、夏は外の熱気が入り込みにくくなります。
そのため、冷暖房にかかるエネルギーを抑えられる可能性があるのです。
結果として、冷暖房効率が上がることで、光熱費の削減にもつながることが期待できます。
結露の発生を軽減する
窓の断熱リフォームには、結露の発生を軽減できる場合があります。
結露は室内外に温度差がある状況下で、ガラス面に水蒸気が触れることで発生しやすくなるものです。
内窓の設置などで窓まわりに空気層をつくると、ガラス表面の温度が下がるのを抑えられ、結露の発生を軽減できると考えられます。
ヒートショックのリスクを減らせる
窓の断熱リフォームは、ヒートショックのリスク軽減にもつながる可能性があります。
ヒートショックは、とくに冬場に暖かい部屋から寒い廊下や浴室などへ移動する際の急激な温度差によって、血圧が大きく変動することが発生原因のひとつです。
窓の断熱で温度の低い部屋をなくし、部屋ごとの温度差が緩和されれば、こうしたリスクを抑えられるでしょう。
窓の断熱リフォームの工法と費用相場
窓の断熱リフォームには、内窓の設置やガラス交換、サッシごとの交換、DIYなど複数の工法があります。
ここでは、それぞれの特長と費用の目安を紹介しましょう。
内窓(二重窓)を設置する
内窓は、既存の窓の内側にもう1枚窓を追加する工法です。
既存の窓とのあいだに空気層が生まれることで、断熱や結露の軽減、防音などの効果が期待できます。
工事は1窓あたり約60分程度と短時間で完了することが多く、大がかりな解体をともなわないため、普段の生活を続けながら施工できる点も魅力です。
費用の目安は1か所あたり5〜15万円程度、一般的な住宅(6〜8窓の場合)で30〜120万円程度とされています。
窓ガラスを断熱性能の高いガラスに交換する
既存のサッシはそのままに、ガラス部分だけを断熱性能の高いものに交換する工法です。
Low-E複層ガラスなど、断熱や遮熱性能の高いガラスへ交換することで、窓全体を交換するよりも比較的コストを抑えられる可能性があります。
ただし、サッシの状態によっては対応できないケースもあるため、事前の確認が必要です。
またアルミサッシの場合には、ガラスを交換してもアルミサッシから冷気が入ってくる状態は変わりません。
費用の目安は1枚あたり2〜7万円程度、一般的な住宅(6〜8窓の場合)で15〜55万円程度とされています。
サッシごと交換する(カバー工法・はつり工法)
ガラス交換よりも窓の断熱性能をより高めたい場合は、サッシごと交換するか、既存の窓枠に新しい枠を重ねる方法もあります。
既存の枠の上に新しいサッシをかぶせる「カバー工法」と、既存の枠を撤去して新しく取り付ける「はつり工法」です。
カバー工法は工期が短くできる一方、開口部がやや狭くなることがあります。
費用の目安は1か所あたり10〜40万円程度、一般的な住宅(6〜8窓の場合)で60〜320万円程度です。
はつり工法は、外壁や内装を壊したり補修したりする必要があり、工事の規模は大きくなりがちです。
費用の目安は1か所あたり20〜60万円程度、一般的な住宅(6〜8窓の場合)で120〜480万円程度とされています。
(※2026年8月時点におけるインターネット等の公開情報をもとにしています)
窓の断熱をDIYで手軽におこなう
本格的な工事が難しい場合には、DIYで手軽にできる窓の断熱対策もあります。
たとえば断熱シートやすき間テープをガラスやサッシまわりに貼ったり、厚手のカーテンや断熱ボードを活用したりする方法です。
費用を抑えられる点はメリットですが、内窓設置などのリフォーム工事と比べると断熱性能や見た目のよさには限界があります。
窓の断熱リフォームで使える補助金制度
窓の断熱リフォームでは、国が実施する補助金制度を活用できる場合があります。
ここでは2026年現在、代表的な制度である「先進的窓リノベ2026事業」を例に紹介しましょう。
先進的窓リノベ2026事業とは
窓の断熱リフォームで活用できる補助金制度のひとつが、国が実施する「先進的窓リノベ2026事業」です(2026年8月現在)。
内窓の設置やガラス交換、外窓交換(カバー工法・はつり工法)などの工事が対象で、条件を満たすことで費用の一部について補助を受けられます。窓と同時に契約する場合に限り、ドアの交換が含まれるケースもあります。
予算には上限があり、上限に達し次第、期間内であっても受付が終了することもあるので、最新の補助額や受付状況は、環境省の公式サイトでご確認ください。
補助金の対象となる工事と申請の流れ
「先進的窓リノベ2026事業」申請の大まかな流れは、以下のとおりです。
- 1.制度に登録された「窓リノベ事業者」へ相談し、見積もりを依頼する
- 2.工事内容を確認のうえ、契約する
- 3.工事に着手・完了する
- 4.事業者が補助金の交付申請をおこなう
- 5.交付が決定すると、補助額が工事費用に充当されるなどの形で還元される
この申請の大きな特長は、住宅の所有者本人が直接申請するのではなく、事業に登録された「窓リノベ事業者」が手続きをおこなう点です。
そのため、リフォームを依頼する業者が登録事業者であるかどうかを、契約前に確認しておくとよいでしょう。
補助金を活用する際に注意すること
補助金には予算の上限があり、上限に達した時点で受付が終了するため、早めの検討がおすすめです。
また対象となる工事や製品には要件が定められており、条件を満たさない場合は補助を受けられないこともあります。
なお、窓の断熱リフォームで使える補助金は、今回紹介した国の制度だけとは限りません。お住まいの自治体でも独自の補助金制度を設けている場合があるため、市区町村のホームページなどもあわせて確認することをおすすめします。
補助金の対象条件や制度の内容は、年度や予算の状況によって変わることが多いので、制度の詳細や最新の状況は、事業の公式サイトなどでこまめに確認しましょう。
窓の断熱リフォームをおこなう際の注意点
窓の断熱リフォームを検討する際には、事前に知っておきたいポイントがありますので紹介します。
窓だけのリフォームでは断熱効果が限定的なケースもある
窓の断熱リフォームは効率のよい対策のひとつですが、窓だけの施工ではじゅうぶんな効果を実感しにくいケースもある点に注意が必要です。
住まい全体の断熱性能は、窓だけでなく床や天井、外壁など複数の部位の組み合わせで決まります。
とくに床下や天井の断熱が不十分な住宅では、窓だけを断熱リフォームしても、他の部位から熱が出入りしてしまい、期待したほどの効果が感じられないこともあるのです。
窓の断熱で物足りなさを感じる場合には、床下や天井など他の部位の断熱リフォームもあわせて検討することで、より快適な住環境に近づけられる可能性があります。
マンションでは工事に制約がある場合も
マンションでは、窓の断熱リフォームに制約があることも多く注意が必要です。
分譲マンションの窓やサッシは、多くの場合「共用部分」とされており、専有部分のように所有者が自由にサッシごと交換できるとは限りません。
外窓の交換をおこなう場合は、管理規約の確認や管理組合への申請が必要になることが一般的です。
いっぽう、内窓の設置は既存の窓の内側に工事をおこなうため、専有部分の工事として比較的認められやすい傾向があります。
マンションにお住まいの場合は管理会社などへ確認のうえ、内窓の設置を中心に検討するとよいでしょう。
窓の断熱リフォームに関するよくある質問
ここでは、窓の断熱リフォームに関してよくある質問にお答えします。
Q. 窓の断熱リフォームの費用はいくら?
窓の断熱リフォームの費用は、内窓の設置で1か所あたり5〜15万円程度、サッシごと交換する場合で10〜60万円程度が目安です。
工法ごとのくわしい費用は、前述の「窓の断熱リフォームの工法と費用相場」で紹介していますので、あわせてご確認ください。
Q. 内窓設置とガラス交換はどちらがおすすめ?
住まいの状況や希望する効果によって、おすすめは異なります。
内窓の設置は、断熱や結露の軽減、防音といった効果を総合的に得やすく、工期も短いことから多くの住宅で採用されている方法です。
いっぽう窓ガラスの交換は、サッシの見た目や開閉方法を変えずに断熱性能だけを高めたい場合に適しています。
どちらが適しているかは、窓やサッシの状態によっても変わるため、専門業者に相談しながら検討するのがおすすめです。
窓の断熱リフォームをお考えなら|アサンテにおまかせください
窓の断熱リフォームは、内窓の設置やガラス交換など、住まいの状況にあわせてさまざまな方法から選べるリフォームです。
リフォームによって、冷暖房効率の向上や結露の軽減など、暮らしの快適性を高める効果が期待できます。
アサンテでは、窓まわりの断熱リフォームについてもご相談を承っております。窓からの寒さや結露にお悩みの方、費用や工法についてくわしく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
調査やお見積もりは無料ですので、ご相談をお待ちしております。
参考:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会「住宅各部位における熱の出入り割合」(2025年12月)
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