床下断熱リフォームの事例を写真でご紹介｜断熱材後入れの効果や費用まで

2025/12/11

「冬になると床が冷たくて足元が寒い」
「暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらない……」
そんなお悩みはありませんか？
その原因は床下の断熱不足かもしれません。
床下断熱リフォームは、既存の住宅に後から断熱材を施工することで、冬の底冷えを解消し、光熱費の削減にもつながる効果的なリフォームです。
この記事では、当社「アサンテ」による実際の施工事例を写真で提示しながら、得られる効果や費用相場まで紹介します。

床下断熱リフォームの事例を写真でご紹介

実際にアサンテで行っている床下断熱リフォームの施工プロセスを、6つのステップにわけて紹介します。
施工の流れを知ることで、安心してリフォームを検討できるはずです。

床下の調査と採寸

床下断熱リフォームの第一歩は、床下の調査から始まります。
専門の業者が床下に入り、以下の項目を確認するものです。

この調査をもとに、必要な断熱材の量や施工方法を正確に計算します。
床下の状態は住宅によってさまざまなため、この工程が施工の品質を左右する重要なポイントの一つです。

断熱材をカットする

調査で得た寸法データをもとに、断熱材を正確なサイズにカットします。
アサンテで採用しているのは、旭ファイバーグラスの高性能グラスウール「アクリア」です。
土台や大引きの間隔に合わせて断熱材をカットすることで、すき間なくぴったりと施工ができます。この精度が断熱効果を決めるのです。
断熱材のカットは、施工日より前に業者の作業所で行います。

断熱材を床下へ持ち込む

施工当日には、カットした断熱材を、床下への侵入口から搬入します。
床下空間は狭く、作業スペースが限られているため、断熱材を傷つけないよう慎重に運び込まなければなりません。
作業員が施工箇所まで安全に移動できるよう、搬入経路を確保していきます。アサンテはシロアリ防除などで培った床下空間での作業スキルが高く、安全かつ適切に作業を行うことができます。

断熱材の設置＆タッカー留め

いよいよ断熱材を床下に設置する作業です。
正確にカットされた断熱材を、土台や大引きの間にすき間なく設置し、専用のタッカー（建築用ホッチキス）で固定していきます。
この作業では以下の点に注意が必要です。

できる限りすき間もつくらない丁寧な施工が、高い断熱効果を生み出します。

断熱材の設置完了

すべての断熱材を設置したら、最終チェックです。
断熱材の固定状態や仕上がりを確認し、配管や配線周りもすき間がないかチェックします。
最後に侵入口付近を清掃して、施工は完了です。
施工後は断熱材が床下からの冷気をシャットアウトし、室内の快適性が向上します。

床下断熱材リフォームで得られる効果

床下断熱リフォームを行うことで、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。
ここでは、おもな3つの効果を紹介します。

冬の底冷えを解消し、快適な室内環境になる

床下断熱リフォームのもっとも大きな効果は、冬の床から伝わる冷たさを軽減できることです。
断熱材がない状態では、床下の冷気が直接床面を冷やし、足元から体温を奪います。
床下に断熱材を施すことで、体感温度が上がったと感じる方も多いようです。
とくに次のような方に効果を実感していただけます。

足元が暖かくなることで、快適に感じられるでしょう。

光熱費を削減できる

床下断熱により室内の保温性が高まることで、暖房効率が上がります。
エアコンやファンヒーターなど暖房機器の設定温度を下げても快適に過ごせるため、電気代やガス代の節約につながり、省エネ効果を実感できるのが床下断熱のメリットです。
初期投資は必要ですが、一度施工すれば追加のランニングコストはかかりません。
光熱費の削減効果は継続するため、長期的に見ればコストパフォーマンスの高いリフォームといえるでしょう。

結露・カビを防いで健康的な住環境になる

断熱不足の住宅では、結露が発生しやすくなります。
結露はカビやダニを発生させる要因にもなるため、アレルギーなどの健康被害にもつながるものです。
床下断熱リフォームを行うことで、次のような効果が期待できます。

とくに築20年以上の住宅や、もともと断熱材が入っていない住宅では、床下断熱リフォームの効果を大きく実感できるでしょう。

床下断熱の後入れにかかる費用

床下断熱リフォームを検討する際にもっとも気になるのが費用です。
ここでは一般的な費用相場と、費用を抑えるコツについて解説します。

一般的な費用相場

床下断熱リフォームの費用は、1㎡あたり3,000〜6,000円程度が相場です。
30坪（約100㎡）の場合は、30〜60万円程度が目安となります。
費用に含まれる内容は以下のとおりです。

これらは一般的な目安であり、実際の費用は住宅の状況によって変動します。
必ず専門の業者へ見積もりを依頼しましょう。

費用を抑えるコツ

床下断熱リフォームの費用を抑えるポイントを紹介します。

安さだけでなく、施工品質と保証内容もしっかり確認することが重要です。

床下断熱リフォームに関するよくある質問

ここからは、床下断熱リフォームについて、お客様からよくいただくご質問にお答えします。

工事期間はどのくらいかかりますか？

一般的な30坪程度の住宅の場合、1〜3日ほどで施工が完了します。
在宅のまま工事が可能で、普段通りの生活を続けながらリフォームできるのが床下断熱の大きなメリットです。
ただし、次のような場合には、工期が延びることもあります。

事前の床下調査を業者に依頼し、確認すると安心です。

既存の床を剥がす必要はありますか？

工法によりますが、床下側から断熱材を設置する方法では床を剥がす必要はありません。
この工法の床下断熱リフォームは、床下点検口などから作業員が床下に入り、床下側から断熱材を設置します。
そのため、次のようなメリットがあります。

ただし床下点検口がなかったり小さすぎたりする、床下の高さが極端に低い、シロアリ被害で床材の補修が必要な場合など、住宅の状況によっては床を剥がして行わなければいけない場合もあります。
事前の調査で床下空間を確認し、業者が最適な施工方法を提案してくれるはずです。

床下断熱リフォームはDIYでも施工できますか？

床下断熱リフォームのDIY施工は可能ですがおすすめはしません。
その理由としては以下のとおりです。

気密処理や設置には専門的な技術が必要で、わずかなすき間が断熱性能を大きく損なう原因になります。
確実な効果を得るためには、経験豊富な専門業者に依頼するのがおすすめです。

床下断熱リフォームに補助金は使えますか？

床下断熱リフォームは、省エネリフォームとして補助金の対象になる場合があります。
利用できる可能性のある制度は以下のとおりです。

補助金は年度ごとに内容や予算が変わるため、最新情報を確認することが重要です。
事前申請が必須で、工事着工前に手続きが必要となります。

床下断熱リフォームのことなら実績豊富なアサンテに相談ください

床下断熱リフォームは、冬の寒さ対策と省エネの両方を実現できる効果的なリフォームです。
アサンテには、これまで多くの床下断熱リフォームを手がけてきた経験と実績があります。
無料で床下の調査を行い、お見積もりをご提示し、たしかな技術力で高品質な施工をご提供いたします。
床下断熱リフォームに関するお悩みがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
快適で省エネな住まいづくりを、アサンテがお手伝いいたします。