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一戸建てはマンションよりも寒い?床下断熱リフォームで解決する寒さ対策
2025/9/22

「一戸建てに住んでから足元が冷える」
「マンションのときより暖房費が高くなった気がする」
このような悩みをおもちではありませんか?
一般的に、一戸建て住宅は外気に接する面積が大きく、マンションなどの集合住宅に比べて冬場の室温が低くなりやすい傾向があります。
この記事では、一戸建て住宅が寒い理由と効果的な対策をご紹介します。
目次
- 1 一戸建てはマンションよりも寒い?
- 2 一戸建てがマンションよりも寒い理由
- 2.1 一戸建ては外気の影響を受けやすい
- 2.2 一戸建てはマンションよりも気密性が低い
- 2.3 一戸建ては床下から冷えて足元が寒い
- 2.4 一戸建ては窓や壁の面積が大きく熱が逃げやすい
- 3 寒い一戸建てを暖かくする方法
- 3.1 床下断熱リフォームを行う
- 3.2 気密性をあげる
- 4 床下断熱リフォームで一戸建ての寒さを解決
- 4.1 床下断熱リフォーム工事の種類と効果
- 4.2 床下断熱リフォームの費用相場
- 4.3 床下断熱リフォーム業者の選び方
- 5 一戸建ての寒さ対策は床下断熱リフォームがおすすめ|アサンテにご相談ください
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「冬場、一戸建てはマンションより寒い」といった声をよく耳にすることがあります。
実際にマンションから一戸建てへ引っ越した方や、その逆を経験した方の多くが、住宅タイプによる室温の違いを実感することもあるようです。
とくに足元の冷えは、一戸建て住宅にお住まいの方が抱える悩みとなっています。
一戸建てがマンションよりも寒い理由

ここからは、一戸建てがマンションよりも寒いと感じる理由について紹介しましょう。
一戸建ては外気の影響を受けやすい
マンションよりも一戸建て住宅が寒く感じる大きな理由は、構造の違いにあります。
マンションは、上下左右が他の住戸と接しているため、外気に直接触れる面積が限られているのが一般的です。そのため、室内の温度は外気に左右されにくいと考えられるでしょう。いっぽう、一戸建ては屋根や外壁、床下すべてが外気にさらされているため、外気温の影響を受けやすい構造です。
とくに冬場、床下から冷気が伝わってくると、たとえ暖房を入れても底冷えして寒く感じられる場合もあります。
このように建物全体が外気の影響を受ける構造が、一戸建てで寒さを感じる原因のひとつといえるでしょう。
一戸建てはマンションよりも気密性が低い
マンションは鉄筋コンクリート造で気密性が高いのに比べて、木造建築が一般的な一戸建て住宅は気密性が低いといえます。
気密性とは、建物にすきまがどれくらいあるかの指標です。気密性が高いほど冬場は暖かさをキープできます。
木造建築の一戸建ては、どうしてもコンクリート造のマンションよりは気密性が低いため、外気の影響を受けやすいのです。
ドアや窓のすきまなどから、冷気が入ってくると、部屋の温度が下がってしまいます。
そのため冬場には、マンションよりも一戸建ての方が寒さを感じる原因となるのです。
一戸建ては床下から冷えて足元が寒い
一戸建て特有の寒さを感じる原因として、床下空間の存在があります。
一般的に一戸建て住宅には床下に空間があり、ここに外気が流れ込むことで床面が冷やされ、足元から冷えを感じやすくなるのです。
床下の冷気は、基礎の換気口から侵入し、床下全体に循環します。この冷気が室内に伝わるのです。
床下からの冷えにより室内全体が寒く感じることになります。
いっぽうマンションは、2階以上であれば階下に部屋があることで、床下の寒さを感じにくいといえるでしょう(マンションでも、1階の場合は床下からの冷えを感じることもあります)。
一戸建ては窓や壁の面積が大きく熱が逃げやすい
一戸建て住宅は、マンションと比較して外壁や窓の面積が大きく、開口部からたくさんの熱が逃げています。
住宅全体の熱損失は、窓など開口部からの熱損失が約58%、外壁からが約15%を占めており、これらの面積が大きい一戸建てほど熱損失量も増加しがちです。
また、一戸建てに多い大きな掃き出し窓や、複数面に設置された窓は、冬場の冷気が入ってくる原因となります。とくに築年数の古い住宅では気密性能が低く、サッシの隙間などからも冷気が侵入しやすいのです。
また外壁にじゅうぶんな断熱材が施されていないと、外気の影響を受けやすくなります。
これらの要因が重なることで、一戸建て住宅の室温を維持することがむずかしくなり、寒さを感じやすいといえるでしょう。
参考:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?
寒い一戸建てを暖かくする方法

ここからは、寒い冬場に一戸建てを暖かくするおすすめの方法を紹介します。
床下断熱リフォームを行う
床下断熱リフォームは、一戸建ての寒さ対策におすすめの工事です。
床下に断熱材を施工することで、床面から冷気が室内に侵入するのを防ぎ、足元の冷えを軽減できます。
とくに古い住宅では断熱性能が不十分なことも多く、冬場は床が冷たくなりがちです。
築20年以上の住宅では、断熱材の性能が現在の基準に比べて不十分だったり、断熱材が劣化していたりすることもあります。なかには、まったく断熱材が入っていない住宅もあるほどです。
現在では高性能な断熱材が開発されているうえ、床下断熱リフォームは工法によっては住みながら施工でき、工期も比較的短期間で完了します。
気密性をあげる
一戸建て住宅の気密性をあげることは、寒さ対策に効果的な方法です。
すきま風の侵入を防ぐことで、室温の安定化と暖房費の削減を実現できます。
おもな方法としては、サッシ周りのコーキング補修、床と壁の取り合い部分のシール施工、換気扇や配管貫通部のすきま埋めなどです。
また、玄関ドアや勝手口ドアのすきまテープを交換することも効果が期待できます。
これらの対策により、住宅の気密性を高めることで、冬場の寒さを軽減できるでしょう。
床下断熱リフォームで一戸建ての寒さを解決

一戸建てにお住まいで寒さにお悩みの場合には、床下断熱リフォームが解決策のひとつとなります。
ここからは床下断熱リフォームについて紹介しましょう。
床下断熱リフォーム工事の種類と効果
床下断熱工事にはいくつかの工法があり、住宅の構造や状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
ひとつ目は、床下の大引きと床板の空間へ断熱材を設置するものです。断熱材には、高性能グラスウールなどが使われます。
床下にもぐって床下側から断熱材を設置していくため、工事中も室内はほぼいつもどおりの生活が可能です。
ふたつ目は、床裏側に発泡性の断熱材を吹き付けるものです。
他には、床板をはがしてから断熱材を取り付ける方法もありますが、比較的大がかりな工事となるため、施工中の仮住まいが必要となることもあります。
床下断熱リフォームの費用相場
床下断熱リフォームの費用は、工法や住宅の規模、使用する断熱材によって異なりますが、一般的な相場をご紹介します。
延床面積が30坪程度の一般的な住宅では、15~60万円程度が目安です。
これはあくまでも目安であり、床下にもぐって断熱材を設置する工法であれば費用を抑えられ、床板をはがして行う工法は高額になります。
また使用する断熱材のグレードや厚み、住宅の床面積によっても費用は変動するため、業者に見積もりを依頼しましょう。
床下断熱リフォーム業者の選び方
床下リフォームの成功は、信頼できる業者選びにかかっています。
まずは床下工事の実績が豊富で、施工事例を確認できる業者なら安心でしょう。
見積もりの際は、使用する断熱材の種類や厚み、施工方法などをていねいに説明してくれる業者がよいでしょう。
床下は普段見えない場所のため、施工後の点検やメンテナンスについても確認しておきたいところです。
いくつかの業者から見積もりをとり、価格だけでなく施工内容や対応の質も鑑みて検討することをおすすめします。
一戸建ての寒さ対策は床下断熱リフォームがおすすめ|アサンテにご相談ください

一戸建て住宅がマンションよりも寒い理由は、外気の影響を受けやすい構造にあります。
とくに床下からの冷気は、冬場の快適性に大きな影響を与えるため、床下断熱リフォームは効果的な寒さ対策です。
床下断熱工事は、足元の冷えを解消し暖房効率を向上させ、光熱費の削減も期待できます。
寒さにお悩みの一戸建て住宅にお住まいの場合には、床下の状況を調査し、床下断熱リフォームの検討をおすすめします。
アサンテでは、無料で調査とお見積もりを行なっています。診断にかかる時間は30分~2時間ほどです。
ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
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