ホーム害虫・害獣・鳥類対策ネズミ屋根裏に潜むネズミの駆除方法|被害のサインや再発防止のポイント、プロに頼むメリットを解説

屋根裏に潜むネズミの駆除方法|
被害のサインや再発防止のポイント、プロに頼むメリットを解説

屋根裏に潜むネズミの駆除方法|被害のサインや再発防止のポイント、プロに頼むメリットを解説

「屋根裏から音が聞こえる…もしかしてネズミかも?」と不安になっていませんか。ネズミは放置すると、健康被害や建物の損傷につながる可能性があります。

本記事では、屋根裏にネズミが侵入する理由やネズミがいるかどうかを判断するサイン、対処法などを解説します。

屋根裏にネズミが侵入しやすい理由

屋根裏にネズミが侵入しやすい理由は、ネズミが好む環境になりやすいこと、侵入しやすい経路があること、外敵がいないことの3点です。

屋根裏は外敵から身を守れて暖かく、静かでネズミにとって過ごしやすい環境が整っています。
例えば、クマネズミ(褐色で細長い体型のネズミ)は1cm程度の隙間があれば侵入できてしまうので、換気口や屋根の隙間などわずかな隙間から入り込みやすい構造なのも侵入しやすい要因だと考えられます。

侵入経路になりやすいところ

出典:東京都福祉保健局「都民のためのねずみ防除読本

ネズミの種類とその生態

ネズミによる屋根裏の被害

ネズミによる屋根裏の被害

ネズミによる被害は深刻なトラブルにつながることもあります。ここでは、屋根裏に住みついたネズミが引き起こす4つの被害を解説します。

断熱材や配線の破壊

ネズミは歯が一生伸び続けるため、断熱材や配線などの硬いものをかじる習性があり、ネズミが配線をかじったことによる火災事故の可能性、断熱材がかじられたことによる冷暖房効率の低下などが考えられます。
屋根裏だとこうした被害が見えない場所で進行するため、屋根裏でネズミの気配を感じた場合は、早急に調査することが必要です。

糞尿による衛生面の被害

ネズミの糞尿には、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原体が含まれていることが多く、感染症を引き起こすリスクがあります。
これらの病原体が手や食べ物に付着した状態で摂取してしまうと、腹痛や嘔吐、発熱などの症状が現れる可能性があります。特に小さなお子さんや高齢の方がいる家庭では重篤な健康被害につながる恐れがあるため、注意が必要です。

天井からの騒音被害

ネズミは夜行性のため、屋根裏にネズミが住みつくと人が就寝する時間帯に活発に動き回り、天井から足音やかじる音が響くようになります。

このような騒音は「夜中の走り回る音で眠れない」「天井をかじる音が気になって集中できない」といった継続的なストレスの原因となり、精神的負担や睡眠障害、生活の質の低下につながる恐れがあります。

ダニやノミの二次被害

ネズミの侵入により、ダニやノミなどの二次被害が発生する恐れがあります。

特に注意が必要なのがイエダニです。イエダニは宿主のネズミが死ぬと人間に寄生し、皮膚炎やアレルギー反応を引き起こすケースがあります。イエダニが活発に活動する6~9月に頻繁にかゆみを伴う発疹ができるようになったら、病院を受診して診断を受けましょう。

屋根裏にネズミがいるサイン

屋根裏にネズミがいるかどうかは、音やニオイ、目に見える痕跡などから判断できます。
ここでは、ネズミが住みついていることを示す5つの代表的なサインと、それぞれの特徴を詳しく解説します。

天井からの足音やガサガサ音

天井裏から足音やガサガサ音が聞こえる場合、ネズミなどの害獣が住みついている可能性があります。例えば、ネズミは人が寝静まった深夜に活発に動き回るため、音が天井に響きやすくなります。

以下のような音が夜間に続く場合は、ネズミが屋根裏に生息しているサインです。

屋根裏から聞こえる音 音の正体
カタカタ、トタトタ 走り回る音
ガサガサ 断熱材にネズミが触れる音
キーキー、キュッキュッ ネズミの鳴き声

特に築年数の古い家では、わずかな隙間から侵入しやすいため注意が必要です。

フンや尿のニオイがする

屋根裏や押入れからアンモニア臭のようなニオイが漂ってきたら、ネズミのフンや尿を疑いましょう。ネズミは一定の場所に糞尿を繰り返す習性があるため、放置すると強い悪臭を放ちます。

ネズミの尿は褐色で、フンの形状は下記のとおりです。

ネズミの種類 フンの形状
ドブネズミ 1.5cm~2cm、太くて丸みがある
クマネズミ 5mm~1cm、細長い
ハツカネズミ 5mm~7mm、両端が尖っている

フンを片付ける際はゴム手袋とマスクを着用し、消毒液で湿らせたペーパータオルで摘まみ取りましょう。

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屋根裏にかじられた跡がある

屋根裏でよく見られる被害として、屋根裏の柱や電気コードの被膜が削れていたり、保管していた布団や衣類がボロボロになっていたりするケースがあります。特に電気コードが損傷した場合は漏電や火災のリスクもあるため、早急な対処が必要です。こうした被害を発見したら、さらなる損傷を防ぐためにも速やかに駆除対策を行いましょう。

天井にシミや汚れが広がっている

天井のシミや汚れは、ネズミの糞尿や巣作りの影響が考えられます。以下の場合は、ネズミの被害を疑いましょう。

天井に濃い茶色や黒色のシミが広がっている

天井のシミ周辺から悪臭がする

これらが確認できた場合、見た目以上に屋根裏でのネズミ被害が進行している恐れがあるため、ネズミ駆除を行っているプロに連絡することをおすすめします。

【屋根裏のネズミ駆除】自力駆除とプロによる駆除

ネズミ駆除には、自力で対応する方法と専門業者に依頼する方法があります。

自力で駆除する際の注意点

ネズミの駆除を自力で行う場合、ホームセンターなどで購入したネズミ捕りや粘着シートでの捕獲、侵入口の封鎖、清掃などの方法があります。

しかし、個人での対応には限界があり、トラップをしかける場所の判断や侵入口の特定と封鎖などは困難でしょう。そのため、一時的にネズミを追い払うことができても、根本的な解決に至らず再侵入を許してしまうケースが多く見られます。
自力で対応しているうちに被害が進む可能性や感染症リスクへの懸念もあるので、無理せず早めにプロの力を借りることを検討しましょう。

プロに頼むメリットと費用相場

ネズミ駆除をプロに依頼する主なメリットは、侵入口の特定から封鎖や巣の除去、清掃・消毒まで一貫した対応が受けられることと、長期的なペストコントロールが可能になることです。

ペストコントロールとは、ネズミなどの有害生物を人の生活に支障が出ないレベルまで管理し続ける取り組みです。ペストコントロール協会に所属している業者などは、IPM(総合的有害生物管理)の手法に基づき、住環境を損なうことなく効果的なトラップの設置や再侵入防止工事を実施することができます。

費用は、被害の規模や建物の構造、方法によって大きな幅があります。個体の捕獲のみの場合は5〜15万円程度、侵入を防ぐ防除の場合は20~40万円程度が目安です。事前に複数の業者から詳細な見積もりを取って比較検討することが重要です。

※2025年7月時点のインターネット等の公開情報をもとにしています。

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屋根裏のネズミの再発を防ぐポイント

屋根裏のネズミの再発を防ぐポイント

ここでは、ネズミの再発を防ぐための具体的なポイントを解説します。

ネズミが好まない環境づくり

ネズミの再発を防ぐには、ネズミが住みたがらない環境を作ることが重要です。ネズミは餌となる食品や巣材に使える物が豊富で、暖かく安全な場所を好む習性があるため、これらの条件を取り除くことで効果的に予防できます。

具体的な対策として、食品は密閉容器に入れて保管し、生ゴミはこまめに処分することが大切です。

定期的な点検とメンテナンス

ネズミ被害の再発を防ぐには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。建物の経年劣化により新しい侵入口ができたり、過去に封鎖した箇所が劣化して再び隙間ができたりする可能性があるためです。

点検では、屋根裏や床下にネズミの糞尿やかじり跡、巣材などの痕跡がないかを確認しましょう。また、外壁や屋根、配管周りに新たな隙間や穴が生じていないか、ドアや窓の建付けに問題がないかもチェックが必要です。

もし隙間や穴を発見した場合は、駆除を依頼した業者に相談して金網や防獣ネットを使って塞ぐ、パテで埋めるなど対処してもらいましょう。

■屋根裏のネズミ駆除はプロに依頼するのがおすすめ

屋根裏からネズミが生息する音やフン、かじられた跡などを見つけたら、まずは自力でできることを試しつつ、早めに専門業者へ相談することが大切です。

アサンテでは、無料の事前調査や見積もりのご提示、充実したアフターフォローなど、安心してご依頼いただける環境を整えています。

1. 信頼と実績の東証プライム上場企業

2. ネズミ対策の専門スタッフによる完全自社施工

3. 屋内外の侵入口や被害状況を徹底調査

4. 作業後の問合せ対応や再調査などアフターフォローも万全

5. アライグマやシロアリなど、ほかの害獣・害虫にも対応可能

大切な住まいと家族を守るために、ネズミの気配を感じたら、アサンテの専門調査・駆除サービスをぜひご検討ください。

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