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足跡はネズミ被害にいち早く気付く手がかり!
足跡の特徴や見つけたらすべきことを解説

ネズミの被害は目に見えにくいため、気付いたときにはすでに被害が進行しているケースが少なくありません。
ネズミの存在にいち早く気付ける重要なサインのひとつが足跡で、家具の裏側や床の隅などに見られる小さな足跡や擦れたような跡は、ネズミが頻繁に通っている証拠かもしれません。
この記事では、ネズミの足跡の特徴や見つけたときに取るべき対策、被害を放置するリスクを解説します。
目次
足跡はネズミ被害にいち早く気付く手がかり
ネズミは警戒心が強く、日中に姿を現すことはほとんどありません。そのため、実際に目撃する前にネズミの痕跡から被害に気付けることもあります。なかでも足跡は、ネズミが家のなかに侵入している可能性を示すサインのひとつです。
ネズミが活動した痕跡のことをラットサインと呼びます。
ラットサインには足跡や糞、尿、かじり跡、擦れ跡、壁や床の隅に付いた黒い汚れ、臭いなどが含まれます。ラットサインを早期に発見することが、被害の進行を食い止めるきっかけとなります。
ネズミの足跡は、粉塵のたまった床面や家具の裏、押し入れの奥などで見つかることが多く、前足と後ろ足の小さな点状の跡が一直線に並ぶのが特徴です。
足跡は、ネズミが出入りしている場所や通り道を特定する手がかりになります。ラットサインに気付いたら、被害の拡大を防ぐためにも早急な対応が求められます。
ネズミの足跡の特徴

ネズミの種類や行動範囲によって足跡の特徴は異なるため、足跡の特徴を知っておくことが被害の進行状況やネズミの種類を推測する手がかりになります。
ネズミの足跡の形と大きさ
ネズミの足は、前足が4本指、後ろ足が5本指で構成されており、小さな手のひらのような形をしています。サイズは種類によって異なりますが、ドブネズミの足跡は1.5~2cm程度、クマネズミやハツカネズミは1cm前後とやや小さめです。
また、歩行時に尾が地面に触れていた場合は、足跡の中央に細い線状の尾跡が残ることもあります。

ネズミの足跡
足跡が残りやすい場所
ネズミの足跡は、ホコリがたまりやすい場所や湿った床面、家と外の出入り口になるような隙間などに残りやすい傾向があります。
例えば、冷蔵庫やテレビの裏、流し台の下、押し入れ、天井裏、床下、壁沿い、エアコンの配管周りなど、ネズミが通り道として使いやすい狭い空間に集中して見られます。
ネズミの種類による違い
ネズミの種類によって足跡の大きさや残る場所に違いがあります。
例えば、ドブネズミは下水や床下などの低い場所を好み、1.5~2cm程度の大きな足跡を残します。一方、クマネズミは高所を移動する傾向があり、天井裏や壁の隙間などに1cm前後の小さな足跡が見られることが多くあります。
ネズミの種類を特定できれば適切な駆除につながるので、足跡を見つけたら、見つけた場所と足跡の大きさの記録をとっておくのがおすすめです。
足跡以外のネズミ被害のサイン
ネズミ被害のサインは足跡だけではありません。日常生活のなかで見落とされがちなさまざまなサインがネズミの存在を示している可能性があるので、以下のような痕跡を見つけたら早めに対策しましょう。
糞尿が落ちている
一般的なネズミの糞は、黒っぽく細長い形状で5〜10mmほどのサイズです。キッチン周辺や食品棚、天井裏など、ネズミが出入りしそうな場所に複数の糞が集中的に落ちている場合は、すでにネズミが出入りしている可能性があります。
壁や床の隅に黒い汚れがある
ネズミは視力が弱く、壁や床の隅などに体を付けながら移動します。さらに、ネズミには同じ経路を何度も通る習性があり、よく通るところにネズミの体毛についた皮脂や汚れが付き、黒ずんだ汚れ(通り道の跡)となります。
この黒い汚れもラットサインの一種で、特に狭い隙間や柱の根元、壁や床の隅、配管などネズミがよく通る場所でよく見られます。
かじられた痕跡がある
ネズミの歯は生え変わることがなく、一生伸び続ける「常生歯」という性質を持つため、ネズミは歯を削るためにあらゆるものをかじる習性があります。
食べ物の包装や家具、壁材、電気コードなどが細かく削られていたり破れていたりする場合は、ネズミの仕業である可能性が考えられます。特に電気コードの損傷は火災リスクにもつながるため、早急な対応が求められます。
ネズミ被害を放置してはいけない理由
ネズミを見つけても、「まだ1匹だけだから…」「そのうちいなくなるかも」と放置してしまうのは危険です。被害は時間に比例して拡大し、健康や建物に深刻な影響を及ぼすことがあります。特に注意すべきリスクとして、以下の3点が挙げられます。
菌やウイルス、寄生虫を媒介する
繁殖スピードが早く被害が広がりやすい
住空間へのダメージによる危険性がある
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
菌やウイルス、寄生虫を媒介する
ネズミはさまざまな病原体を体内や体表に保持しているため、私たちの健康を脅かす存在でもあります。糞尿や唾液を通じて、サルモネラ菌やレプトスピラ菌、ハンタウイルスなどの感染症が広がるおそれがあるだけでなく、ネズミに寄生しているノミやダニを介して間接的に感染が広がるケースもあり、家庭内の衛生環境が一気に悪化するリスクを伴います。
繁殖スピードが早く被害が広がりやすい
ネズミは繁殖力が強く、種類によっては年に5〜6回、1度に5〜10匹程度の子どもを産むこともあります。放置することで一気に個体数が増加してしまうことがあるので、1匹でも見かけたらすでに複数匹が潜んでいる可能性を考えて早急に対処する必要があります。
早急に対処することで、ネズミが数を増やして一気に被害が大きくなるのを防ぐことができます。
住空間へのダメージによる危険性がある
ネズミは建材や配線をかじる習性があるため、その行動が建物にダメージを与えることがあります。
断熱材がボロボロにされたり、電気コードをかじられて漏電・ショートを引き起こしたりすると、火災につながる可能性もあります。さらに、糞尿による悪臭やカビの発生も無視できない問題で、住環境の快適性を損なう原因となります。
ネズミの足跡を見つけたらすべきこと
ネズミの足跡を発見した場合は、被害が広がる前に速やかに行動することが大切です。
ここでは、足跡を発見した際に取るべき3つのステップを紹介します。
①専門業者に相談する
重要なことは、早い段階での専門業者への相談です。
専門業者へ相談することで、ネズミの種類や被害の程度に適した駆除方法や再発防止策の提案、自宅の構造や生活スタイルに合わせた衛生管理などのアドバイスをしてもらえます。自力では難しい徹底的な駆除再発防止のための対策を期待できるだけでなく、死骸の処理や清掃、消毒なども適切に行なってもらえるので健康被害のリスクも軽減できます。
②できるだけ清掃を控えて証拠を残す
足跡や糞などの痕跡は、駆除計画を立てるうえで貴重な情報源です。特に足跡のパターンや位置は、ネズミの行動ルートや生息エリアを特定する手がかりになります。発見直後に慌てて掃除してしまうと業者が適切な判断を下しにくくなるため、清掃は業者に確認してもらった後に行うのが理想的です。
③被害状況を記録する
見つけた足跡や糞、かじられた痕跡などは、スマートフォンなどで撮影し、日時や場所をメモしておくと専門業者への相談時に役立ちます。証拠を記録しておくことで、被害の推移や侵入経路の特定にもつながり、より精度の高い駆除対応が可能となります。
■ネズミの足跡を見つけたら専門業者に駆除依頼がおすすめ

ネズミの足跡は、被害がすでに始まっている可能性を示す重要なサインです。
市販の駆除グッズや自己判断による対応は、ネズミを一時的には追い払えても、根本的な解決や再発防止にはつながらないことが多いのが実情です。ネズミの足跡などの痕跡を見つけた際は、速やかに専門的な知識と技術を持つ業者に相談することが、被害を拡大させないためのポイントです。
アサンテでは、ネズミ被害に対して調査から駆除、再発防止までを一貫して対応しています。単なる駆除にとどまらず、住まい全体の衛生と安全性を守るためのサポートを提供いたします。
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