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ハクビシンは昼間どこにいる?
昼間に見かけない理由や撃退方法について解説

ハクビシンの被害に悩んでいる方のなかには、ハクビシンの姿を昼間は見かけないのに、いつどこで活動しているのだろうと疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハクビシンは基本的には夜行性で昼間に活動をしないため、対処に困る場合もあるでしょう。
本記事では、ハクビシンの昼間の行動習性や撃退方法、プロの業者に相談するメリットを解説します。
ハクビシンは昼間どこにいる?
ハクビシンは夜行性で、昼間は巣で睡眠をとるなど活動を控え、身を隠して過ごすのが一般的です。
多くは民家の天井裏や倉庫、木の洞など、人目につきにくく外敵から身を守れる場所をねぐらにします。こういった場所は気温や天候の変化を避けられ、子育てや休息にも適しています。都市部では住宅の屋根裏や床下、商業施設の隙間などもねぐらとして利用されることがあります。
昼間に姿を見かけることは少ないですが、強い空腹や環境の変化、ねぐらの破壊などで例外的に行動することもあります。
ハクビシンを昼間に見かけない理由

ハクビシンを昼間に見かけない理由は、ハクビシンの習性が関係しています。
夜行性だから
ハクビシンが昼間に姿を見せない最大の理由は、人間の活動が少なく、安心して餌を探すことができる夜間に活発に行動するからです。ハクビシンは、鋭い嗅覚や聴覚を頼りに暗い場所でも効率よく行動することができ、日中は活動を控えてエネルギーを温存し、夜の採食や移動に備えます。
警戒心が強いから
ハクビシンは臆病で警戒心が強いため、人の気配や物音を敏感に察知します。特に昼間は視認されやすいため、ひらけた場所や人通りの多い場所にはほとんど出てきません。
住宅地に住み着いている場合でも、ほかの動物や人と鉢合わせないように天井裏や床下など狭く閉鎖的な空間に潜み、外の動きを伺いながら静かに休むため、昼間に姿を見かけることは多くありません。
巣が安全だから
安全で外敵から身を守れる場所を確保できれば日中はそこからほとんど出ず、特に子育て期は母親が昼間も巣にこもり、子どもを守りながら休息します。
このように、夜行性という習性に加え、強い警戒心によって昼間はハクビシンの姿を見かけることが少ないといえます。
ハクビシンがどこにいるか見つける方法
ハクビシンの姿を昼間に見かけることはあまりないので、居場所を確認するには被害痕やハクビシンの痕跡を手掛かりにするのが有効です。痕跡やハクビシンの存在を示すサインには次のようなものがあります。
夜中に天井裏や屋根裏でガサガサと動き回る物音がする
主に夜間に鳴き声が聞こえる
屋根裏や天井板に足跡や泥汚れがある
糞尿によるシミや強い悪臭がある
断熱材や木材にかじった跡がある
巣材として集められた藁や布きれがある
ハクビシンの糞は特徴的で、果物や種子が混じっていることが多く、ねぐらの近くの同じ場所に何度も排泄する習性があります。天井にシミができている場合は天井裏や屋根裏に棲み着いている可能性があるため、確認したほうがよいでしょう。
ただし、糞尿やハクビシンの毛には寄生虫やウイルスが潜んでいる可能性もあるため、防護具なしでの調査や清掃は危険です。屋根裏などに直接入り込んで確認するのは怪我や感染症のリスクが伴うので、業者に相談するなど慎重な対応が求められます。
また、ハクビシンの侵入口が疑われる場所に石灰など粉末状のものを撒いておくと、足跡が付いて移動経路の把握に役立つことがあります。
食痕もハクビシンかどうかを判断する手がかりです。ハクビシンは野菜や果物の皮を器用に剥いて実を食べたり、木になる食物は枝に付いたまま下部から食べ上部は枝に残っていたりします。
しかし、実際にはなかなか居場所を特定できないのが実情です。
痕跡を確認した場合は自己判断で捕獲や追い出しを行わず、ハクビシンの生態と行動習性を熟知している業者への相談を検討しましょう。
ハクビシンの撃退方法
ハクビシンは、鳥獣保護管理法で許可なく駆除や捕獲を行うことが原則禁止されているため、法律を遵守した方法で撃退する必要があります。
また、ハクビシンは一度棲み着くと長期的な被害をもたらすことがあるため、ハクビシンの習性を理解し、状況に合わせた複数の方法を組み合わせることが効果的な撃退につながります。
害獣駆除のプロに任せることも視野に入れ、柔軟に撃退方法を検討してみましょう。
音や匂いで追い出す
ハクビシンは警戒心が強く臆病なため大きな音や強い匂いが苦手で、その習性を利用した忌避剤や超音波装置でハクビシンを近寄りにくくする方法があります。ホームセンターなどで購入できる燻煙式・燻蒸式の忌避剤には唐辛子成分や木酢液、強いミントの香りなど、ハクビシンの嫌がる匂いが利用されています。
超音波装置は、人間には聞こえにくい高周波を発してハクビシンを近寄りにくくさせます。
ただし、これらはあくまで一時的な効果で、ハクビシンが慣れてしまったり個体によっては効果が出にくいこともあるため、ほかの対策と組み合わせることが大切です。
侵入口をふさぐ

ハクビシンは頭部を通せる隙間があれば家屋に侵入できると考えられています。そのため、ハクビシンが入り込めそうな隙間を塞ぎ、侵入を防ぐことが被害を抑えることにつながります。特に床下の通風口や軒下の壊れている部分、屋根の隙間から侵入することが多い傾向にあるので、しっかり確認しましょう。
追い出し作業を行った場合は、追い出し後に必ず侵入口を塞ぎます。この際、塞ぐ前に中にハクビシンが残っていないかを確認するのが重要なポイントです。もし中に残っている場合、閉じ込めてしまって悪臭や別の被害が発生するおそれがあります。
これらの作業には専門的な知識や技術が必要なので、長期的な被害対策も考慮して、害獣の専門知識を有する業者に依頼するのも有効な手段です。
自治体や害獣駆除のプロに相談
ハクビシンは鳥獣保護管理法により個人が許可なく捕獲することが禁じられているため、捕獲を行うには、自治体への申請や許可取得が必要です。市役所や町役場の担当部署で、捕獲許可の案内や捕獲器の貸し出し、被害の状況についての相談に応じてくれることがありますが、自治体の対応はあくまでサポートで、実際の捕獲作業や侵入口封鎖、清掃などは行いません。
そのため、安全かつ確実に捕獲や追い出しを行うには、害獣駆除のプロに相談するのがおすすめです。
プロの業者は法律に基づく捕獲手順を踏み、防護服や専用器具を使って感染症リスクから身を守りながら作業を進めます。侵入口の特定から封鎖工事、巣や糞尿の清掃、再侵入防止のアドバイスなどを一貫して対応してもらえるので、被害の再発リスクを下げることができます。被害が軽いうちに相談することが費用や時間の負担を抑えることにつながるため、早めの行動が重要です。
■ハクビシン対策は害獣駆除のプロに相談を
ハクビシンは夜行性で警戒心が強く、昼間は巣にこもっていることが多いため、日中に見かけることはほとんどありません。しかし、天井裏や倉庫など身近な場所に潜んでいる場合もあり、被害につながるおそれがあります。
撃退には音や匂いでの追い出しや侵入口の封鎖が有効ですが、法律や安全面の理由から、自治体や害獣駆除のプロに相談するのがおすすめの方法です。被害をできるだけ小さく抑えるためにも、早めの発見と対応を心がけましょう。
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