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ハクビシン駆除の方法は?
プロへの依頼がおすすめの理由や費用相場を解説

ハクビシン駆除の方法は?プロへの依頼がおすすめの理由や費用相場を解説

ハクビシンは、その見た目の愛らしさに反して、農業や住宅に被害をもたらす害獣です。果物や農作物を食い荒らすほか、屋根裏に巣を作り糞尿を撒き散らすことが多く、建物の状態や生活衛生に悪影響を与えています。

ハクビシンの駆除はどのように行うのがよいのでしょうか。この記事では、ハクビシンの効果的な駆除方法や専門業者に任せる利点、駆除費用相場などを詳しく解説します。

ハクビシンとは

ハクビシンは漢字では白鼻芯と書くジャコウネコ科の動物で、名前のとおり額から鼻にかけて白線の入った見た目が特徴です。ヒマラヤや中国南部、東南アジアが生息区域でもともと日本には生息していない動物ですが、江戸時代に日本に持ち込まれたと考えられています。ほかにも、次のような特徴があります。

灰褐色の体色

大きく目立つ耳介

全長100cm程度のうち40cmほどが尾長

夜行性で、昼間は岩穴や人家の屋根裏などで休憩して夜に活動する

果実や種子を好みますが、雑食性で昆虫や魚類、残飯なども食します。繁殖期は3~12月で、一度の繁殖で1〜4匹の子どもを産むのが一般的です。
昭和20年代には四国や静岡県、山梨県などにまばらに生息していましたが、徐々に活動範囲が広がり、近年では日本全国に分布しています。

ハクビシンによる被害とリスク

ハクビシンは、アライグマやタヌキと並んで農作物に被害を及ぼす害獣です。なかでもハクビシンへの対策は難しく、放置すると大きな被害を受けるリスクがあります。ここでは、ハクビシンによる被害や放置した際のリスクを解説します。

ハクビシンによる被害とは

ハクビシンは雑食性で何でも食べますが、特に甘いものを好む習性があるため、果樹など糖度の高い果菜類を中心に農作物を荒らす傾向があります。また、農作物以外では鳥を襲うこともあり、胃の内容物から鳥の痕跡が確認されるケースが少なくありません。

ハクビシンの活動範囲は農地だけにとどまらず、近年では餌を求めて都市部にも出没するケースが増えているため、被害は次第に拡大しています。

放置すると深刻化してしまう理由

ハクビシンによる被害は年々深刻化しており、2005年に約1億8,300万円だった被害額は、2016年には4億2,800万円まで増加しています。これはアライグマ被害と並んで早い増加ペースであり、迅速な対応が求められています。

また、ハクビシンは特定の縄張りを持たず、狭い範囲に多くの個体が生息可能できるため、放置すると個体が増えた分だけ被害が増えていくリスクがあります。

出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/manual_tyuugata_jyuurui/180330-4.pdf)

ハクビシン駆除の方法

ハクビシン駆除の方法

ハクビシンの駆除は大きく2つの方法に分かれます。

追い出し

捕獲

追い出しとは、ハクビシンの嫌がる匂いや道具などを使用し、そこから立ち去らせる方法です。ハクビシンは嗅覚が鋭く、自分の天敵や嫌いなものがあると匂いですぐに気が付くため、犬や猫の尿の匂いを侵入経路に残しておいたり、ニンニクや木酢液、石油系などの強い匂いを発するものを置いておいたりする方法があります。

捕獲の場合は罠箱やくくり罠などを使用します。ただし、ハクビシンの捕獲には行政の許可が必要で、許可なく罠を設置して捕獲することはできません。

ハクビシンは自分で駆除できる?

上述のようにハクビシンの捕獲には許可が必要なので、たとえハクビシンによる被害に悩んでいたとしても、許可なく捕獲や殺処分などの駆除を行う行為は法律(鳥獣保護管理法)違反になります。

また、ハクビシンは夜行性で警戒心も強く、巣の場所を特定したり捕獲したりするのは容易ではありません。追い出そうとして噛まれたり引っかかれたりするリスクもあるので、自分で対応するのは難しいと考えておきましょう。

ハクビシン駆除を市役所や保健所に依頼できない理由

ハクビシン駆除を市役所や保健所に依頼できない理由

「自分で対応するのが難しいなら、市役所や保健所に連絡してみよう」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、市役所や保健所が直接ハクビシンを駆除することはできません。

一般的に、市役所や保健所などの自治体が対応できるのは公共空間でのトラブルに限られるため、一般住宅などの私有地内での駆除を直接的に依頼することはできません。ただし、相談の受付や啓発活動などは行っています。

害獣駆除の許可申請

害獣駆除業者の紹介

捕獲機などの貸出

罠や柵などの設置に対する助成金申請

ワークショップやセミナー情報

自治体の担当部署に相談すれば、被害状況の聞き取りや駆除の許可申請に関する案内、業者の紹介などの対応はしてもらえるでしょう。
お住まいの自治体で確認することをおすすめします。

ハクビシン駆除はプロに相談すべき理由

ハクビシンへの対応は、専門的な知識と技術を有するプロに相談するのがおすすめです。ここでは、なぜハクビシン駆除をプロに任せた方がよいかを詳しく解説します。

ハクビシンは鳥獣保護管理法で守られている

ハクビシンは野生動物として鳥獣保護管理法により保護されており、鳥獣保護管理法第2条8項にて、法律に則って捕獲を行うことと定められています。そのため、無許可で捕獲や駆除を行うのは違法です。

出典:環境省ホームページ (https://www.env.go.jp/nature/choju/hunt/hunt2.html)

ケガや感染症を引き起こす可能性がある

ハクビシンは排他性が低く基本的に穏やかな性格ですが、捕獲しようとすれば暴れて爪や歯を立てることもあり、怪我をするおそれがあります。また、ノミやダニ、寄生虫、ウイルスを媒介していることもあり、無防備に接触したり傷口から病原菌が入ったりすることで感染症などの健康リスクを負う可能性があります。

忌避剤の効果は一時的である

忌避剤とは、害獣が嫌がる匂いなどの刺激を散布して、害獣をその場に寄せ付けなくするための薬剤です。忌避剤の使用でハクビシンを追い出したり遠ざけたりすることができても、その効果は一時的なものである点に注意が必要です。追い出し後は、侵入経路を塞ぐ対策を施す必要もあります。

対策できたかの判断はプロでないと難しい

家屋にハクビシンが棲みつく場所は、屋根裏や床下など普段は人が立ち入らない暗い場所であるうえ、ハクビシンは夜行性で警戒心が強いため、本当に追い出しに成功したかを判断するのは素人には難しい作業です。再侵入させないように侵入経路を遮断する対策も、プロに依頼してしっかり対処してもらいましょう。

プロによる駆除でないと被害を悪化させる恐れがある

対処が中途半端だと、ハクビシンを刺激してより狭いところに入りこませてしまったり、別の場所へ移動して被害を広げさせたりする可能性がありますが、ハクビシンの生態を熟知しているプロなら、適切に対処できる処理することができます。また、追い出しや捕獲後のハクビシンの糞尿などの処理もきちんと行わなければ、悪臭や家屋の腐食などにつながります。そういった駆除後のフォローも含めて徹底的に対処を行うためには、プロに依頼するのがよいでしょう。

ハクビシン駆除の費用相場

ハクビシンの駆除には、追い出しや捕獲、清掃、侵入経路の封鎖などの費用がかかります。地域や状況、作業内容にもよりますが、数万円〜30万円が費用相場です。

※2025年7月時点のインターネット上の公開情報をもとにしています。

追い出しや捕獲のみであれば作業料金は安くなる傾向がありますが、追い出し後に進入経路を塞いだり、糞尿等の清掃なども重要な作業です。それらを含んでいるか、追加料金がかかるのか、見積もり時にしっかり確認しましょう。

また、敷地(作業範囲)が広く被害家屋が複数にわたる場合は、費用がかさむ可能性があります。現状調査と見積もりをきちんと行ってくれる専門業者に依頼しましょう。

■ハクビシン駆除はプロにご相談を

ハクビシンの駆除には法律上の制限もあり、自分で対応するのは難しいのが実情です。安全かつ確実に対処してもらうためには、専門的な知識と技術を持つプロに相談するのが有効な手段です。

アサンテでは、無料の事前調査や見積もり作成、アフターフォローなど、納得してご依頼いただける体制を整えています。

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