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ハクビシンの捕獲には許可が必要?
自力で捕獲する注意点とプロに依頼するのがおすすめな理由とは

農作物への被害や住宅への侵入などハクビシンによる被害が深刻化しています。捕獲を検討される方も少なくありませんが、実は法的な許可なく行うと処罰の対象となる可能性があります。
本記事では、有害鳥獣に分類されるハクビシンの捕獲に必要な許可手続きから、自力で捕獲する際の注意点、害獣駆除業者に依頼するメリットまで詳しく解説します。ハクビシンの被害でお悩みの方は、適切な対策を選択するためにぜひ参考にしてみてください。
目次
ハクビシンの捕獲には許可が必要?
ハクビシンは鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)により保護・管理されています。被害を受けている場合でも、無許可での捕獲は法律により禁止されており、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
実際に都市部でもハクビシンに関する相談件数は多く、例えば東京都では2024年度にアライグマとハクビシンに関する相談が3,500件超にのぼっています。被害の深刻化に伴い、正しい対応がより一層求められています。
ハクビシンを自力で捕獲する方法

自力でハクビシンを捕獲する場合、自治体による有害鳥獣捕獲許可の取得が必須で、適切な手順を踏むことが重要です。法的な許可申請から実際の捕獲作業まで、段階的に進める必要があります。
許可申請の流れ
ハクビシンなど害獣の捕獲を希望する場合、まずは自治体の担当窓口(環境企画課環境保全係など)へ事前連絡と相談を行います。
申請時には鳥獣捕獲許可申請書や鳥獣被害状況調書、有害鳥獣捕獲等実施計画書などが求められますが、申請から許可交付までの日数や必要書類は自治体によって異なるため、まずは自治体の担当者への相談がおすすめです。
ハクビシンの捕獲罠の種類
ハクビシンの捕獲には主に箱罠とくくり罠が使用されます。箱罠には吊り餌式と踏み板式の2種類があります。
吊り餌式の箱罠は、箱の内部に餌を突き刺したかぎ針が吊り下げられており、餌を取ろうと引っ張ると扉が閉まる仕組みです。
一定の力が必要なため体重の軽い小型動物では罠が発動せず、誤って捕獲するリスクが低い一方、成功率がやや低い傾向にあります。
踏み板式の箱罠は、奥にある餌に釣られて箱罠の中の板を踏むと蓋が閉まる構造で、捕獲率は高いものの、小型動物でも反応してしまう場合があります。
ハクビシンの捕獲罠を設置する場所
罠の設置場所は、ハクビシンの行動パターンや習性を踏まえて選ぶ必要があります。ハクビシンは獣道や雨どい、樹木の枝などの決まった経路を繰り返し通る習性があるため、痕跡のある場所に罠を設置すると効果的です。
雨樋に登った爪痕や泥跡が付いている支柱の根元、足跡が集中する庭先の側溝沿いなど、痕跡のある地点に設置すると捕獲率が高まります。ほかにも庭の木を伝って屋根に飛び移る場合は、木の根元や屋根の上が設置場所として適しています。
ハクビシン捕獲の流れ
ハクビシンの捕獲から処分までの流れは、以下のとおりです。
被害の確認と調査
許可申請と捕獲器の準備
設置、捕獲
捕獲後の処分(麻酔や薬物など行政指示による殺処分)
まず被害の確認や調査では、ハクビシンによる被害状況を詳細に把握します。侵入経路や被害箇所の確認に加え、足跡や糞などの痕跡調査を行い、ハクビシンの行動パターンを把握することが効果的な対策につながります。
準備の段階では、捕獲許可の申請と取得を行い、適切な捕獲器の選定をします。餌には果物や肉類、ペットフードなどハクビシンが好むものを用意し、安全対策として手袋や防護服などの装備も準備しておきましょう。
捕獲時には必ず許可証を携帯したうえで罠を設置し、毎日の見回りを行います。万が一、ハクビシン以外の鳥獣を誤って捕獲した場合は速やかに放獣してください。
処分については、捕獲したハクビシンを別の場所に放すのではなく、申請者が責任をもって処分を行う必要があります。
捕獲内容によってはわな猟免許などの狩猟免許が求められる場合もあるので、事前に処分方法や免許が必要かどうかも確認することが大切です。
ハクビシンを自分で捕獲する時の注意点

自力での害獣捕獲には多くの注意点があります。まず法律上、許可なく行うと懲役や罰金の対象になるため、許可申請の手続きは必ず行いましょう。
また、捕獲されたハクビシンはストレス状態にあることが多く、攻撃的になって噛まれたり引っかかれたりする危険があります。さらに、体表に大量のノミやダニ、病原体が付着しているため感染症のリスクも考慮しなければなりません。
ハクビシンの捕獲はプロに依頼するのがおすすめ
自力での捕獲には多くのリスクが伴うため、害獣駆除のプロに依頼することで、安全性と信頼性の両方を確保できます。
法令に則って適切に対応してもらえるでしょう。
罠にかかった野生動物は攻撃的で、怪我や感染症を媒介する可能性もあるため、専門的な知識と装備を持つプロに任せたほうが安全です。
また、業者によってはアフターサービスが充実しており、再侵入時やほかの害獣類の相談にも対応してくれるでしょう。
■ハクビシン対策は捕獲から再発予防まで対応してくれるプロにご相談を
ハクビシンの捕獲には法的な許可と専門的な技術が求められます。自力で行うには多くのリスクが伴うため、害獣駆除の専門業者への依頼が信頼性と安全性の高い選択肢となります。
プロの害獣駆除業者であれば、ハクビシンの追い出しや捕獲だけでなくその後の清掃と消毒、さらには再発防止策まで総合的に対応してくれます。また、長期的な被害防止も期待できます。
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