ホームプロに学ぶ!シロアリ対策の基本第5話 その刺され痕、ひょっとしたら「トコジラミ」の仕業かも⁉

第5話
【プロに学ぶシリーズ・番外編】
その刺され痕、ひょっとしたら「トコジラミ」の仕業かも⁉

これがプロの対処法!シロアリ駆除のスゴ技をご紹介

「イタたたた…足が凄く痛痒い…⁉」「え、脚に沢山の赤い発疹⁉ なにこれ⁉」、そんな症状が現われたら、それはもしかしたら、「トコジラミ」のせいかもしれません。

■トコジラミってそもそも何?

あまり馴染みがないトコジラミですが、どんな虫かご存知ですか? トコジラミは吸血性の寄生昆虫です。名前にシラミと付きますが、実はカメムシの仲間です。

刺されると、体内に抗体ができる関係で、赤く腫れあがり、強烈な痒みが誘発されます。現在、トコジラミが媒介する伝染病は確認されていません。

しかし、痒みによるストレスで不眠症や神経障害、発熱などの症状が出ることがあります。生活環境の清潔・不清潔関係なしに生息かつ繁殖してしまう恐ろしい虫なのです。

日本のトコジラミの被害は、東京オリンピック(1964年)ごろを境に減少し、1970年代にはほとんどみられなくなりました。しかし、2007年ごろから次第に増加傾向となり、北海道から九州まで幅広いエリアで見つかっています。

被害が増加した原因としては、訪日外国人や海外からの帰国者による意図せぬ持ち込み、物資の移動による拡散などが挙げられています。その他にも、ネット通販等で海外からの輸入品などの段ボールに紛れて持ち込まれ、繁殖したとの説もあります。

また、外国人が滞在したホテルやネットカフェに住み着いたトコジラミを自宅まで持って帰ってしまい、繁殖させてしまった事例もあるそうです。

今回はそんなトコジラミの特徴や駆除方法について詳しくお伝えします。

【トコジラミの特徴】

・成虫の大きさは5-8mmで色は褐色

・羽は無く、丸く扁平な体型

・褐色の糞をし、時間が経つと糞は黒くなる

・狭い隙間に潜む習性がある

・夜行性で光を嫌うため、主に夜間に活動している

・成虫は一生に約200個から500個の卵を産む


実際のトコジラミ ※当社撮影

実際のトコジラミ ※当社撮影

手のひらに乗せたトコジラミ

手のひらに乗せたトコジラミ

■吸血されると、どんな症状が出るの?

吸血された箇所は赤い斑点になり、痛みや痒みが現れます。発熱などの症状が出てくるケースもあるそうです。

あまりの痒さに熟睡できない人や、精神的にダメージを受ける人がいます。しかし、刺されるときはほとんど痛みを感じることがないため、発疹を見て刺されたことに気付くこともあるそうです。
※痛みや痒さには個人差があります。全く痒くないという人もいるそうです。

実際にトコジラミに刺された痕

実際にトコジラミに刺された痕

■トコジラミとその他害虫の見分け方は?

体のどこかに虫に刺されたような痕があった場合、体の「どこ」を刺されたかで、その虫を特定する目安になります。

トコジラミに刺された症状はダニの被害と間違えることが多いため、対処が遅れがちになります。トコジラミの症状に似ている場合は医療機関と駆除業者にご相談ください。

今回は、トコジラミの被害と似ているダニの被害と比べてみます。

【トコジラミによる被害の特徴】

・肌が露出している所を刺して吸血する(足や腕、首など)

・主に寝ている時に刺される

・汗の匂いに誘引されること、肌の露出が多い着衣になることから、夏場に被害の報告が増加する

・刺されると赤い斑点ができ、刺された痕は1~2週間消えずに残ることがある

・移動しながら吸血するので被害箇所は広範囲に広がる


トコジラミの被害の例

トコジラミの被害の例

【イエダニによる被害の特徴】

・肌が露出していない所を刺して吸血する

衣類の中に入りこみ、わきの下、下腹部など皮膚が柔らかい場所に被害が多くみられる

~対処のポイント~

肌が露出している部分が刺されている場合、トコジラミの可能性があります。少しでも疑わしい痕があったら、専門機関に相談してください。

■トコジラミを見つけるためのポイントは?

トコジラミは「暗い・温かい・狭い」場所を好みます。

昼間は、ベッドのマットレスやフレーム、壁、家具、カーテンの隙間など、人目につきにくい場所に潜んでいることが多いそうです。なんと、コンセントの中にも隠れていることがあるのだとか。

~ここをチェック!~

①トコジラミの褐色をしている糞(血糞)がないか探してみましょう。汚点として跡が残るので、見つけることが生息場所の発見に繋がることもあります。

②よく見つかる場所はベッドフレームなどのベッド付近です。自分が長時間いる箇所はよく注意して確認しましょう。

コンセント内に隠れていたトコジラミの実例

コンセント内に隠れていたトコジラミの実例

■トコジラミを見つけたらどうすればよい?

まず1匹を袋に入れて確保しましょう。残りは全て掃除機で吸い取ったり(吸い取ったあとのゴミ袋は、そのままにせずビニール袋に入れてしっかりと口を締めてから捨てましょう!)、トコジラミ用の殺虫剤を使用して駆除しましょう。

そして、必ず専門業者を呼び、確認した虫がトコジラミかどうか、取り残したトコジラミがいないかの確認をしてもらいましょう。更なる被害の拡大を防ぐことに繋がります。

トコジラミは薬剤に対する対抗性があるため、専用ではない市販の殺虫剤を使用することは避けましょう。死なないばかりか、殺虫剤の刺激を嫌がり逃げてしまうため、被害範囲が拡大してしまう恐れがあります。

■トコジラミ探知犬にお任せあれ!

皆さん、「トコジラミ探知犬」という存在をご存知ですか? トコジラミ探知犬とは、トコジラミを発見するための訓練を受けた犬のこと。優れた嗅覚でニオイを探知するため、人の目では発見が難しい、ごく少数のトコジラミでも探知することができるんです。

人間の目視による発見率が30%なのに対して、探知犬による発見率は大変高く、なんと約95%といわれています。

トコジラミがいない部屋の調査は、時間がかかりません。人間の目視調査に比べ確実かつスピーディーです。

詳しくはこちらをチェック↓

●トコジラミ探知犬について

https://www.asante.co.jp/kunkuns/bedbug.html

当社トコジラミ探知犬によるトコジラミ調査の様子

当社トコジラミ探知犬によるトコジラミ訓練の様子

■トコジラミの駆除はどうすればよい?

トコジラミの駆除は非常に困難です。

メスはたくさんの卵を産みます。卵の大きさは1mm程度で、肉眼での発見は極めて困難です。壁の裏、コンセント板の裏、壁の隙間などに産み落とされると発見が更に難しくなります。加えてトコジラミの卵に対しては薬剤の効果が得られないことも駆除が難しい原因のひとつとなっています。

成虫の駆除方法としては殺虫剤駆除、加熱駆除が有効です。また、掃除機で吸い取ることで数の減少を図ります。しかしながら、この方法はトコジラミの姿を認知できている場合にのみ有効な方法です。駆除しきれなかったトコジラミから更に被害が拡大する可能性があるので注意が必要です。

以上のことから、全てのトコジラミを全滅させ、かつ卵も全て除去することは、一般の方には難しいと言えます。トコジラミの生態に詳しい専門業者に駆除の依頼をすることをおすすめしています。

環境への配慮や施設の稼働停止期間の短期化などを考えても、薬剤使用を控えて駆除する方法は大変おすすめです。

アサンテがオススメする駆除方法はこちら↓

https://www.asante.co.jp/vermin/v07.html

もしトコジラミらしき虫を発見したり、吸血被害に遭ってしまったら、速やかに専門機関、駆除業者にお問い合わせください。

■まとめ

トコジラミは薬剤に対抗性を持つため、専用ではない市販の薬剤を使用するのは避けてください。逆に被害範囲が拡大してしまう可能性があります。

成虫だけではなく、幼虫や卵も全滅させなければ、完全に駆除できたことにはなりません。そのため、一般のご家庭では、トコジラミの完全の駆除は大変難しいとされます。

トコジラミの生態に詳しい専門業者へ依頼することをオススメしています。

参考資料

豊島区ホームページ
https://www.city.toshima.lg.jp/214/kurashi/ese/nezumitomushi/gaichu/011678.html

公益社団法人 日本ペストコントロール協会
https://www.pestcontrol.or.jp/

トコジラミとその効果的な除去法
(平成27年2月 平成26年度生活衛生技術担当研修会資料)

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