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ネズミ防除
ネズミの侵入経路と被害
ネズミの侵入経路
大部分の建造物には、ネズミの侵入が可能な隙間があります。また、ネズミはモグラのようにトンネルを掘り、床下から建物の中へ入ってくることもあるので注意が必要です。
ネズミによる被害
建物に侵入したネズミは、壁と壁の間や、天井裏、床下などを自由に動き回り、室内に現れて色々な被害をもたらします。
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衛生的被害
ネズミは、大腸菌やサルモネラ菌などの各種病原菌の他、ダニを媒介します。
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経済的損失
ネズミは食品だけでなく、日用雑貨や壁、柱や家具など、あらゆるものをかじります。
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不快感
ネズミは、汚れた体で歩き回り、部屋のあちこちにラットサイン※や足跡、糞を残します。また、天井裏や壁の間を動き回る物音が不安感を与えます。
※ラットサイン…ネズミの通り道に付着する黒い汚れ -
火災
ネズミが電気配線をかじり、ショートさせ、火災を引き起こした事例があります。ネズミの被害の中で、最も恐ろしいものです。
■ 実際の被害例
ネズミの種類
ドブネズミ
ドブネズミは、都市部でよく見られるネズミの一種です。体長22~26cmの大型で、どっしりとした体型が特徴です。泳ぎが得意で、下水道や排水溝など水辺の環境に適応しています。雑食性ですが、特に肉や魚などの動物性タンパク質を好みます。そのため、生ゴミをあさる習性があり、ゴミ捨て場周辺でよく目撃されます。
■ 有害性
- 家屋や配線などの設備を汚損
- 病原菌やダニを媒介する
- 騒音被害と精神的ストレス
- 食材への被害
- 火災のリスク
クマネズミ
クマネズミは、運動能力が高く、建物の高所に生息する傾向があります。体長18~24cmと、ドブネズミよりやや小柄です。特に高い場所に登る能力に優れ、この特性を活かして天井裏やビルの上層階にすみつきます。食性は雑食ですが、穀物や昆虫を特に好みます。この食性により、人間の居住空間で多様な食料を見つけることができます。例えば、パントリーや食品庫に侵入して穀物を食べたり、建物内の昆虫を捕食したりします。警戒心が強いため、毒餌やトラップにかかりにくいのも特徴です。
■ 有害性
- 家屋や配線などの設備を汚損
- 病原菌やダニを媒介する
- 騒音被害と精神的ストレス
- 食材への被害
- 火災のリスク
ハツカネズミ
ハツカネズミは、小さな体格で、他のイエネズミとは異なる生態を持っています。体長6~10cmと極めて小さいため、狭い隙間にも容易に侵入できます。雑食性ですが、特に穀物を好みます。この食性により、農村地帯により多く見られます。例えば、穀物倉庫や納屋などで頻繁に目撃されます。都市部では比較的少ないですが、パントリーなどの食品保管場所に侵入することもあります。
■ 有害性
- 建物の損傷
- 健康・衛生面への被害
- 食料品への被害
防除作業の手順
①侵入経路の確認
- 外周/換気口、基礎コンクリートの欠損部、鼠穴、エアコンドレンホースの隙間、戸袋などを確認します。
- 屋根まわりや玄関上、屋根の交差部などを重点的に確認します。人差し指が入る程度の隙間があれば防鼠対象とします。
②室内への侵入経路確認
天井裏や床下から室内へ繋がる箇所を特定します。
- 室内での目撃がある場合/ ブレーカーBOX、和室の長押、台所の流し台下、洗面台下など、排水管周辺を重点的に確認します。また、ラットサイン(足跡・噛み跡・食品の食害・糞など)を確認します。
- 室内での目撃がない場合/ブレーカーBOXや和室の長押を中心に確認を行います。
③侵入経路の遮断
外周および室内の侵入箇所を、亀甲網やアルミメッシュを使用して遮断します。屋根まわりは天井裏への侵入を想定し、重点的に防鼠処理を行います。網はタッカーでしっかりと固定します。必要に応じて予防的処置を行います。
④粘着トラップと毒餌の設置
- 床下/建物および各部屋の角、換気口前、糞のある場所などに粘着トラップと毒餌を設置します。
- 天井裏(平屋・2階部分)、建物の隅や壁沿いなど、ネズミが通行しやすい場所に粘着トラップと毒餌を設置します。糞が多い箇所や断熱材がある場合は、断熱材を一部めくり死角を作るなどの工夫を行います。
- 2階建ての1階部分/和室の天袋やユニットバス上部など、可能な限り複数箇所から設置を試みます。同様に粘着トラップと毒餌を設置します。目安として、1件あたり床下・天井裏合わせて粘着トラップ80〜100枚、毒餌40〜100皿を設置します。
施工後の点検
■ 初回作業から10日~20日後を目安に点検実施
- 痕跡の確認/目撃情報や足音などの有無を確認します。直近まで気配がある場合は、まだ侵入経路が残っていると考えられます。
施工後2〜3日目までは音がしていたが、最近はしなくなっている状態が理想です。 -
トラップ・毒餌の確認/床下や天井裏でトラップを確認します。数匹の捕獲が確認できた場合、逃げ遅れたネズミが捕獲されたと判断できます。同時に、毒餌の喫食状況も確認し、餌がかじられていれば効果が出ていると判断します。
捕獲済みのトラップや喫食のある毒餌は、すべて新しいものに交換します。
■ 更に2週間後点検を実施
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最終確認/〈目撃・足音などの気配がない、捕獲がない、毒餌の喫食がない〉この3点がすべて揃えば、防除が完了したと判断します。
いずれか1つでも確認される場合は、引き続きネズミが生息している可能性があります。 -
仕上げ作業/完全に防除が完了したと判断した場合は、天井裏や中天井に殺虫剤を散布します。
これは、ネズミが媒介している可能性のある家ダニなどの害虫対策のためです。









