ホームプロに学ぶ!シロアリ対策シロアリ駆除!自分ではできないスゴ技!プロの実例と作業内容を解説!

シロアリ駆除!
自分ではできないスゴ技!
プロの実例と作業内容を解説!

これがプロの対処法!シロアリ駆除のスゴ技をご紹介

シロアリをしっかりと駆除するのは、プロでないと難しいとされています。それは、ふだん、土の中や木の中に生息していて、市販の殺虫剤などで部分的に処理をしても、完全に駆除することができないからです。

今回は、シロアリ駆除のプロが実際にどんな駆除方法、シロアリ対策をしているかをご紹介します。実例をもとに、どのような作業が必要であるかをご紹介します。

プロが解説!シロアリ駆除の基本処理

シロアリ駆除の基本処理は、大きく分けて3つあります。

これらを家の構造にあわせて、的確に行なうことで、シロアリを駆除することができます。具体的に、プロがどのようなシロアリ駆除をしているかをご紹介していきます。

1. シロアリ駆除の基本処理【木部処理編】

なんといっても一番被害にあうのはシロアリの主食である木材(セルロース)です。そこで、シロアリ駆除専用の薬剤を使用して、木材をシロアリから守るための「木部処理」を行ないます。
木部処理は2段階で行ないます。

【第1段階:せんこう注入、木栓処理】

※「せんこう(穿孔)」とは、穴をあけることです。

シロアリの侵入経路であり、生息場所にもなる木材は表面だけではなく、内部まで処理をしなければなりません。そのため、ドリルを使って処理をします。

1、束柱や被害箇所にドリルで穴を開けます。

【木部処理編 第1段階:せんこう注入、木栓処理】01

2、開けた穴にノズルを使用して木部処理剤を注入します。

【木部処理編 第1段階:せんこう注入、木栓処理】02

3、薬剤の浸透効果を高めるために木栓を穴に打ち込みます。これにより、処理後の見た目もよくなります。

【木部処理編 第1段階:せんこう注入、木栓処理】03

この処理を約250箇所(※)実施します。
※施工面積100㎡の目安。同じ広さでも、構造などにより処理数は変わります。

【第2段階:吹き付け処理】

シロアリの侵入経路になりやすい重点箇所をせんこう注入、木栓処理した後に、柱、土台、束柱などの部材の表面に薬剤を吹き付けます。

吹き付け処理にむらがあると、薬剤のかかっていない場所からシロアリが侵入する可能性がありますので、適切な箇所に十分薬剤が浸透するよう、丁寧に処理を行ないます。

【木部処理編 第2段階:吹き付け処理】01

プロが実践している木部処理のポイント

実際にシロアリが発生している被害箇所やシロアリが好む水回り、玄関の下などは特に入念に処理をしなければなりません。通常のせんこう注入、木栓処理ではなく「千鳥せんこう」と呼ばれる方法で、入念に処理をします。

狭くて暗い床下でも的確に構造を把握し、隠れたシロアリ被害を発見、念入りに処理します。

また、木材に水で希釈した薬剤をまくと、腐れの原因になるのでは?と心配になりますが、木部処理に使用する専用薬剤には「防腐成分」が含まれていますので安心です。

シロアリ駆除の基本処理【木部処理編】

2. シロアリ駆除の基本処理【土壌処理編】

シロアリは土の中に生息していますので、家に侵入する場合も床下の土から侵入してきます。侵入を防ぐために、床下の地面(土壌)に薬剤のバリア層をつくる処理を行ないます。

特に、基礎の内側や束石、配管の立ち上がりなどはシロアリが侵入しやすい危険ポイントですので、重点的にシロアリ駆除の薬剤を散布します。

シロアリ駆除の基本処理【土壌処理編】01

プロが実践している土壌処理のポイント

シロアリ駆除の薬剤は、専用薬剤を水で希釈して使用します。公益社団法人 日本しろあり対策協会で認定された安全性の高い、低臭性の薬剤を使用していますが、庭や周囲に池や井戸がある場合は、混入しないように注意が必要です。
そのようなケースでは「粒剤」と呼ばれる粒状の薬剤を使用します。
溝を掘って粒剤を散布し、薬剤層をつくります。

ロアリ駆除の基本処理【土壌処理編】

3. シロアリ駆除の基本処理【上回り処理編】

浴室、玄関、勝手口などは床下部分が塞がれている場合も多く、床下だけの処理では十分な効果が見込めません。こういった場所は床上より処理をします。玄関や勝手口、浴室のタイルに穴をあけ、内部にシロアリ駆除の薬剤を注入します。

処理後は処理の痕が目立たないように穴をセメントで埋めます。

シロアリ駆除の基本処理【土壌処理編】
シロアリ駆除の基本処理【土壌処理編】

(処理直後)

プロが実践している上回り処理のポイント

シロアリの侵入経路になる場所は徹底的に処理しますが、 そこで活躍するのが専用機器です。

小さいながらも高圧で薬剤を注入できるタンクや、薬剤が四方に拡散するノズルを使用して、散布します。

プロが実践している上回り処理のポイント

■まとめ

シロアリ駆除のプロがどのような処理をしているかをご紹介しました。

一番大切なのは、適切な箇所を丁寧にくまなく処理することです。未処理の部分があると、シロアリがそこに移動してしまい、被害は止まりません。暗く、狭い床下で徹底した処理をやることはとても難しいことです。

「頑張ってやった!」と思っていても、徒労に終わってしまうこともあります。

確実な処理をするためには機材もそろえなければなりません。

床下全域に薬剤を散布するために使用するのが「動力噴霧器」、「専用ノズル」、「大型タンク」です。スプレーや小型のタンクでは何度も床下と床上を往復することになってしまいます。

床下での処理に必要な機材

まとめ

ご自身でのシロアリ駆除が難しいと感じたら無理はせずプロに依頼しましょう。

また、シロアリ被害にあう前に、被害を最小限度にとどめるために、床下の調査は、現状を正確に把握するうえで肝心です。そうした調査も、やはり調査ポイントを熟知した専門家に任せた方が確実といえます。

アサンテでは調査の費用をいただいておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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