ホーム害虫・害獣・鳥類対策蜂駆除は自分でできる?

蜂駆除は
自分でできる?

蜂駆除料金の相場っていくら?

自宅に蜂の巣ができたとき、自分で駆除するか業者に頼むか迷う人は多いのではないでしょうか。

自分で蜂を駆除できるかどうか判断するためのポイントと、駆除の手順・注意点を紹介します。

自分で蜂を駆除できるか判断するためのポイントは?

蜂を自分で駆除できるかどうか判断するためのポイントを紹介します。

ポイントを踏まえたうえで、自分で駆除するので難しいと感じたら、早めに業者へ依頼しましょう。

ポイント① 蜂の種類

蜂は、種類によって攻撃性に違いがあります。

攻撃性が高い種類は駆除の危険度も高いため、業者に依頼したほうがよいでしょう。おとなしい種類であれば、自分で駆除することが可能です。

■スズメバチ

スズメバチは日本に生息する蜂の中でもトップクラスの攻撃性を持ちます。刺される危険性が高く、専門業者へ駆除を依頼したほうがよいでしょう。

■アシナガバチ

アシナガバチはスズメバチに比べて攻撃性は低く、自分で駆除することも可能です。ただし、巣を刺激すると刺される危険がありますので、慎重に実施してください。

■ミツバチ

ミツバチもアシナガバチと同様に攻撃性が低く、自分で駆除できます。ただし、大きな巣だと数千匹から数万匹の働き蜂がいるため、駆除作業の危険度が上がります。

なお、ミツバチは比較的温厚なため、巣を刺激しなければ人間を襲うことはほぼありません。特に実害がない場合は、駆除せずにそっとしておくのも選択肢のひとつです。

ポイント② 巣の大きさ

スズメバチでも、作り始めの小さな巣であれば自分で駆除できることもあります。

逆にアシナガバチやミツバチであっても、巣が大きいと、自分で駆除するのが危険なケースもあります。大きな巣は蜂の数が多く、攻撃を受けるリスクが上がるためです。

蜂の巣の大きさ

巣が小さい(左)うちは自分で駆除しやすい。

ポイント③ 時期

春先や晩秋、冬場は蜂の活動が鈍くなるため、自分で駆除するならこのタイミングを狙いましょう。刺されるリスクを減らせます。

ポイント④ 巣ができた場所(作業場所)

巣が高所や狭所にできた場合、作業の難易度が増します。転落やケガ、家屋を毀損するリスクも考慮しなければなりません。

また、蜂の巣が隣家や道路と距離が近い場所にできた場合、駆除作業によって蜂が周囲を飛び回り、近隣住民や歩行者に危害を及ぼす可能性があります。

安全を確保しづらい場合は、業者へ依頼するのが無難な選択といえるでしょう。

蜂を自分で駆除するためには何を準備すればいい?

自分で蜂を駆除する際、安全に駆除したいのであればしっかりとした準備が欠かせません。ここでは具体的な準備物について解説します。

服装

蜂に刺されないよう、防護服を着用するのが望ましいです。防護服が入手できない場合は、以下の装備で代用してください。

■作業着のような厚手の長袖、長ズボン

■帽子

■安全ゴーグル(メガネで代用可)

■ネックガード(タオルを首に巻いて代用可)

■厚手の手袋もしくは軍手

■長靴

肌の露出を減らして、蜂に刺されないようにすることが大切です。

殺虫剤

殺虫剤は、蜂専用のスプレータイプのものを使います。遠距離から噴射できる、ノズル付きの製品がおすすめです。

なお、殺虫剤は製品によって使用方法や注意事項が異なります。説明書をきちんと読んで、用法容量を守って使ってください。

剪定ばさみ・ゴミ袋

蜂の巣を切り離すための剪定ばさみが必要です。また、切り離したあとの巣を入れるゴミ袋も用意してください。

脚立・はしご

巣が高所にある場合は、脚立やはしごを用意します。

照明器具(赤色灯)

昼間の作業であれば必要ないですが、夜間に作業する場合は懐中電灯やヘッドランプなどの照明器具が必要です。

光を当てると蜂が反応してしまうため、蜂が認知できない赤色の光が出る照明器具を準備してください。

通常の照明器具に赤いセロファンを貼って代用することもできます。

蜂駆除の手順を教えて!

蜂駆除作業の基本的な流れを説明します。

殺虫剤噴射

殺虫剤を巣に向けて噴射します。なるべく風上から、巣全体にまんべんなく殺虫剤がかかるように噴射してください。

巣の撤去と処分

周りに蜂がいなくなって、蜂の動きが完全に止まったことを確認できたら、剪定ばさみで巣の根本を切って取り外します。

巣は袋に入れてしっかり密封し、自治体の指示に従った方法で処分します。二重三重に袋を重ねると、もし生き残った蜂がいても出てこれないのでより安全です。

後処理

駆除後は、巣があった場所に殺虫剤をスプレーするか、粘着シートを釣るして設置します。粘着シートはネズミ駆除用のものがおすすめです。

これは、「戻り蜂」と呼ばれる、巣に戻ってきた蜂を駆除するためです。

また、屋根裏など家屋の中に巣ができていた場合は、侵入経路となった隙間をふさぎ、再発を防止します。

戻り蜂

巣があった場所に戻ってきた戻り蜂。

戻り蜂捕獲用の粘着シート

戻り蜂への対策として設置した粘着シート。殺虫剤の散布も合わせて実施するとより効果的。

なるべく安全に駆除したい!注意点やポイントを教えて!

蜂の駆除は業者に依頼するのが一番安全ですが、自分で駆除したい場合に、なるべく安全に作業するための注意点やポイントをご紹介します。

服装は薄い色を選ぶ

蜂は黒色に反応して攻撃してきます。黒色や濃い色は避けて、白色や薄い色の服を着るようにしてください。

蜂用の防護服が真っ白なのはこのためです。

強い匂いがするものは身につけない

蜂は強い匂いに反応して寄ってきます。香水、整髪料、化粧品、制汗剤はなるべく使用しないでください。使う場合は無香料のものを選びます。

また、香りつき柔軟剤を使用した衣服を着用するのは避けてください。

暗い時間帯に作業する

昼間は働きバチが巣の外にいることが多く、駆除中に戻ってきた蜂に襲われる危険性があります。

夜になると蜂は巣に戻るため、暗くなってから駆除すれば、巣にいる蜂をまとめて安全に処理できます。

日数をかけて少しずつ駆除する

時間がかかってもいいから安全に駆除したい場合、殺虫剤の噴射を数日に分けることで、1回あたりの作業時間を短くして蜂からの攻撃をできるだけ回避します。

日没後、離れた場所から殺虫剤を巣に向けて10秒ほど噴射し、すぐにその場を離れます。この作業を毎晩繰り返してください。

日中に蜂の動きがなくなったのを確認できたら巣を撤去します。

蜂の死骸にはなるべく触れない

蜂の毒針は死んだあとでも刺さることがあるので、蜂の死骸にはなるべく触れないよう注意してください。

地面に落ちた死骸を片付けたいときは、ほうき、ちりとり、火ばさみなどの道具を使って回収します。

どうしても触れないといけないときは必ず厚手の手袋や軍手を着用してください。

蜂の死骸

死んでいても毒針が刺さることがあるので、蜂の死骸は道具を使って回収。

■まとめ

蜂の巣の駆除は、種類や巣の大きさ、時期、巣ができた場所などの条件によって危険度が変わります。

自分で駆除するのは危険度が高いと判断したら、迷わず専門業者へ依頼しましょう。

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