施工方法
シロアリ防除は、一般的に素人には困難といわれています。それは、ふだんシロアリが土の中や木の中に生息しているからです。また、市販の殺虫剤などでは、シロアリが生息している木や土の中まで効果が届きにくいとされています。シロアリ防除の基本は木部処理と土壌処理の2つです。両方を併用することでシロアリを確実に防除します。シロアリを防除するには、プロの手による処理がベストです。 防除方法は、公益社団法人日本しろあり対策協会の防除処理標準仕様書に準じています。
木部処理
なんといっても一番被害にあうのはシロアリの主食である木材(セルロース)です。
そこで、シロアリ用の薬剤を全域の土台などの木材表面に吹き付け処理することでシロアリ被害から建物を守ります。
その他、シロアリ被害箇所や被害にあいやすい木材(玄関、浴室、束柱など)には、穿孔・注入・木栓処理を行ないます。
吹き付け処理
全域の土台などの木材表面に吹き付け処理を行ないます。
シロアリの被害箇所や被害にあいやすい木材には念入りに処理を行ないます。
<穿孔処理>
床下の被害箇所、被害にあいやすい木材(玄関、浴室、束柱など)にドリルで小さな穴をあけます。
<注入処理>
あけた穴に専用の器具で薬剤を注入し、薬剤を浸透させます。
<木栓処理>
薬剤の浸透効果を高めるためにあけた穴に木栓を打ち込みます。
土壌処理
シロアリの大部分は床下の土壌から侵入してきます。
床下地面に薬剤のバリア層をつくり、シロアリを寄せつけません。
土壌に薬剤を散布し、バリアの層をつくってシロアリの侵入を防ぎます。
上回り処理
浴室、玄関、勝手口などは床下部分が塞がれている場合も多く、床下だけのシロアリ対策では十分な効果が見込めません。こういった場所は防除処理を床上より行ないます。
浴室などの入り口部分に穴をあけ、薬剤を注入します。
美観上及び浸透効果を高めるためにあけた穴に木栓を打ち込みます。
被害にあいやすい箇所は壁の中にも薬剤を注入し、あけた穴はきれいに補修します。
一旦シロアリが建物へ侵入すると、家の被害は急速に拡大してしまいます。
シロアリ被害にあう前に、被害を最小限度にとどめるために、早めの床下調査をおすすめします。
調査の費用はいただいておりません。お気軽にお問い合わせください。