ハト

ハトについて

都市の高層化が進むにつれて、ハトは安全な高所にすみつくようになりました。高所にすみついたハトは、様々な被害をもたらします。

■ 種類

ハトは全世界で約300種いるとされています。日本に生息するといわれているのは、そのうち8種です。建築物に飛来して定着するのは、ドバトとキジバトが中心です。

ドバト
体長33cm

■ 被害

1.糞による汚損
ハトが建物に飛来すると屋根や洗濯物などを糞で汚すため、問題になります。
2.騒音
ハトは早朝から群れをなして飛来し、その鳴き声や羽音で人の安眠を妨げることが多くあります。
3.病原菌
ドバトが伝幡する病気に、ニューカッスル病やオウム病などがあります。特に注意しなければならないのはクリプトコッカス症です。クリプトコッカス症の原因菌は、ハトの体内で増殖し、糞や羽根から空中に飛散することで人体に入ります。人体へ入ると、脳障害を引き起こす場合があるので非常に恐ろしい原因菌です。
4.食害
ハトは穀物類などの種子を食します。1日40~50gを摂食しますので、食欲は旺盛です。農耕地、穀類倉庫での経済的な被害が発生します。

糞による被害を受けたベランダ。
飛来し始めると溜まるのは早い。

■ 対策

1.防鳥対策グッズの設置
防鳥ネットを張ったり、ハトの止まれるスペースに防御用品を設置したりします。

お困りでしたらプロにご相談ください!

■ 施工方法

ネット処理
ベランダなどのハトの侵入箇所にネットを張ることで、ハトの侵入を防ぎます。アサンテでは数種のネット素材の中から、効果や美観、耐久性を考えて最良のネットを選択しています。

プロテクター処理
屋根や屋上など、ハトが止まりやすい箇所に針状のプロテクターを設置します。

スプリングワイヤー処理
ハトが止まりやすい箇所や飛来するコース上に、ステンレス製のワイヤーを設置します。他の施工方法に比べ、美観の点で優れています。スプリングワイヤー処理は、十分な調査の上で適切な箇所に設置することが効果を挙げるポイントです。

忌避剤処理
ハトが止まりやすい箇所に粘着性の忌避剤を塗布します。ハトが止まったときにネバネバする感触があり、それを嫌って徐々にハトが近寄らなくなります。