
湿気の被害で最も深刻なものが木材の腐朽(ふきゅう)(腐れ)です。
進行すると木材の強度が著しく低下し、部材を取り替えるなど改修工事が必要になります。

腐朽は菌が木材の成分を分解する事によって起こります。
床下や屋根裏で見かける腐朽菌は褐色腐朽菌と白色腐朽菌の2種類です。
一般的に水分(湿度)、温度(適温)、酸素、栄養(木材)が豊富にあればあるほど腐朽菌の生育は活発になります。
特に床下や屋根裏は、一年中腐朽しやすい環境にあります。

木は主にセルロース、ヘミセルロース、リグニンの3つの成分からなっています。
腐朽菌はこれらの成分を分解するため木の質量は低下します。
質量が低下すると木の強度は著しく低下します。
木材の質量が50%低下すると、強度は90%も落ちてしまいます。

褐色腐朽菌は、木材中のセルロースとヘミセルロースを分解します。
家の建築材として多用されている針葉樹材を主に腐朽するので、床下で特に多く見られます。
褐色腐朽菌による腐朽が著しい木材には、亀裂が生じ、木材表面を指でつまむと粉状になります。

白色腐朽菌は、木材中の全ての主要成分、セルロース、ヘミセルロース、リグニンを分解します。
主に広葉材を腐朽します。白色腐朽菌によって腐朽が進むと、米粒大の穴が無数に開き、木材表面に繊維状のほつれが生じます。
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湿気の被害で一番目にする機会が多く、家事をする上でも悩むのが「カビ」。
床下では、黒・緑・白色カビが多く見られます。
カビは見た目も不快ですが、身体の健康にも影響を及ぼします。

カビの大好きな3つの条件は、湿度・温度・有機物です。
湿度は75%以上、温度は20〜30℃で、日本では6月〜9月がカビの発育しやすい環境にあたります。
有機物とは、フケ・アカ・食べ物などです。特に、6月の梅雨は、カビが生育する絶好のシーズンとなります。
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腐朽菌が木材の成分を分解するのに対して、カビは木材の表面に付着するだけで、成分を分解することはありません。
しかし、カビが発生する環境は湿気が多く、カビ自体も湿気を含んでいますのでカビの発生は腐朽の一歩手前の状態といえます。

湿気は、カビやダニを発生させ、さまざまなアレルギー疾患の一因となります。体調が悪いときや、
病気に対して抵抗力が弱い乳児やお年寄りがいる家庭では気をつける必要もあります。
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お友達の家に行くと気づく家のニオイ。
イヤ〜なニオイの場合、それは家の中に生えたカビ(雑菌)のせいかもしれません。
タタミや壁の角、タンスの裏などにカビに最適な環境を作ってしまう場合が多いのです。
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