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湿気対策の必要性

家を弱くし健康を害する住まいの湿気

湿気は、ニオイ、カビの原因となるだけでなく、腐朽・結露・害虫など、湿気の被害は意外に多いもの。中でも床下の湿気を放置すると、木材が腐り、家の土台や柱の強度を低下させてしまうほか、シロアリの発生を促進する恐れがあります。
大切な住まいを長持ちさせるには、湿気対策がとても重要です。

家の大敵 『腐朽』

湿気の被害で最も深刻なものが木材の腐朽(ふきゅう)です。
腐朽は菌が木材の成分を分解し、木材の組織構造を破壊する事によって起こります。
水分(湿度)、温度(適温)、酸素、栄養(木材)が豊富にあればあるほど腐朽菌の生育は活発になります。湿気が多いと、様々な虫たちが家に住み着きやすくなります。 また、カビや木材腐朽菌が好む環境は、シロアリにとっても大変過ごしやすいため、シロアリの発生を促進する恐れがあります。

家の大敵 『腐朽』

昔の家と今の家

高温多湿の気候風土にあわせて、日本では昔から高床式で風通しがよい伝統的な建築を行なっていました。 しかし、関東大震災以降、地震に強い木造家屋をつくるために床下を低く、基礎をコンクリートで固めるようになりました。 このため、現代の住宅では床下に湿気がこもりやすくなり、湿気の害を受けやすくなったのです。

昔の家 床下が高いために、風通しがよく、湿気がこもりにくい。 今の家 耐震性を高めるために基礎固めをしているので湿気がこもりやすい。 昔の家と今の家

木は伐られた後もどんどん強くなる!

「木は森で伐られ、木材になってからも、呼吸をしながら生きている」ということをご存知ですか? しかも、乾燥を妨げられない環境であれば、年を経るごとにどんどん強くなるのです。 森の中で生きた木は、材木として家を支えながら二度目の人生を送ります。

表:木材の強さの経年変化(ヒノキ)

日本の家の寿命は31年。もったいないですね

表:平成4年度 建て替え住宅の築後経過年数

住まいのメンテナンスが常識の欧米では、ドイツ・フランス・アメリカなどは80~100年、 イギリスでは140年と長く(国連資料より)、古い家ほど重宝されるといった傾向もあります。 それに比べ、日本では築31年(2006年 国土交通政策研究所)で約60%の家が建替えられてしまいます(総務省資料より)。 家も木材の寿命と同様に、愛情をかけたメンテナンスによって長持ちするのです。


腐朽菌やカビの温床となりやすい床下の湿気を放置すると、家屋の強度を低下させる原因にもなります。
床下のジメジメを解決する湿気対策は大切な住まいを長持ちさせるために欠かせません。
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