毛虫(樹木害虫)

毛虫について

毛虫とは、鱗翅目(りんしもく:チョウやガの仲間:もしくはチョウ目)の幼虫の中で、体表に毛が生えている幼虫を指す俗称です。チョウやガの幼虫以外でも体表に毛が生えている幼虫もいます(甲虫の仲間など)。
ここでは毛虫のうち、樹木の葉や薬柄を食害する種について説明します。

■ 種類

さまざまな種がいますが、特に有名な種は以下の2種になります。
ただし、樹木種毎に発生する種が異なりますので、ご注意ください。

チャドクガ
幼虫2.5〜4cm
成虫2cm
4月から10月にかけて年2回発生する。
ツバキ科の葉を食害する。

アメリカシロヒトリ
幼虫3cm
成虫2cm
年2〜3回発生する。
食害樹は広く、サクラやヤナギ、コナラ、リンゴなど100種以上の樹木の葉を食害する。

■ 被害

1.皮膚炎
微細な毒針毛をもつチャドクガの幼虫に触れると、激しい痒みと共に皮膚炎を起こします。
2.植物の食害
樹木の葉が食害されることで、景観を損なうばかりか、樹木そのものの衰退に繋がることがある。
加えて、アメリカシロヒトリは大量発生に発展することが多く、樹木の下が糞で汚れ問題になることが多い。

■ 対策

1.発生種ごとの駆除計画
樹木種毎に発生する害虫の種類が異なります。
発生種毎の虫態にあわせた(発生月や回数)駆除計画の立案が必要です。
2.幼虫の場合
専用殺虫剤を噴霧して駆除します。特に葉の裏側などで隠れていることが多いので、念入りに行ないます。場合によっては被害が大きい時など、枝ごと切り落として処分します。
3.成虫の場合
蛾の成虫が室内に入ってきた場合は、毒針毛が飛び散らないように即効性のある殺虫剤をスプレーするのがおすすめです。蛾が動かなくなったら、濡れた雑巾などでおさえて処分するとよいでしょう。また、チャドクガの毒針毛は大変抜け落ちやすいため、以下の点に注意が必要です。
  • ・ 食害を受けた植物には、毒針毛が付着しているため触らない。
  • ・ 幼虫時の毒針毛が羽化のときに蛾の体に付着するため、成虫にも触らない。
  • ・ 万一触れた場合は、触れた部分をすぐに流水でよく洗う。
  • ・ 風に飛ばされてくるケースもありますので、注意してください。
蛾に触れた箇所をかけばかくほど、毒針毛が皮膚の奥深くに突き刺さります。痒みや痛みがひどいようであれば、皮膚科を受診されることをおすすめします。

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■ 施工方法

薬剤噴霧処理
動力噴霧機やハンドスプレイヤーを使用し、食害を受けている樹木の葉の表面や裏面に薬剤を吹き付けます。